コロンビア FNC ?
コロンビアは、世界第2位のコーヒー生産国でしたが、今はベトナムに抜かれ3位です。
FNC(コロンビア国立コーヒー生産者連合会)は、今年八十周年を迎え、SCAJのスポンサーにもなりました。巨大な組織で、資金力もあり、流通の多くを支配しています。
しかし、かつて(20年以上前)、バリエダコロンビア種を推賞し、コロンビアコーヒーの信用を世界的に失墜させ、今尚コロンビアの香味はその後遺症に病んでいます。
バリエダコロンビア種は、ハイブリッドチモール(チモールで発見されたアラビカとロブスタ種の交配種)とカツ−ラ種のハイブリッド種です。サビ病に強く、収穫量が多いのが特徴です。しかし、ロブスタ種の遺伝子が含まれ、香味は重く、繊細さがコロンビアコーヒーから消えました。
その後、何度もアラビカ種と交配が繰り返され、FNCは、問題がないと言い張ってきましたが、10年前のフェノール臭(薬品臭)の問題を契機に、消費国からの非難を受けました。
この当時のコロンビアの品種は、コロンビア種60%、カツーラ種30%、ティピカ種10%程度(地域差はある)ですから、コロンビアの香味は、良く分からない状態にあった訳です。
その後、スペシャルティコーヒーのム−ブメンとの中で、コロンビア種は減少していきますが、それでもカツーラ種、コロンビア種その他の比率は90%と多く、在来系のティピカ種は少ないのが現状です。
従って、コロンビアコーヒーの香味は、産地や品種により大きく異なることになり、ここ10年の間に開業したコーヒー関係者には、コロンビアの香味は理解できないでしょう。
さらには、フルウオッシュトからセミウオッシュトに精製方法が変化しつつあり、「グチャグチャ」なのが今のコロンビアです。従って、トレサビリティは極めて重要です。
スターバックスは、南部エリアのナリ−ニョを使用ていますが、ここ10年香味は大きく変動しているはずです。
続く。
しかし、FNCもすこしは変化したので、FNC推奨(いちおし)のスペシャルティを買うかもしれません。




