パパ日記

伊達さんとテニスコートのサーフェス

テニスコートのサーフェス(素材)は、クレー(ヨーロッパでは赤土)、芝(ヨーロッパに多い)、ハードの3つ。
全豪、全米はハード、ウインブルドンは芝、全仏はクレー。
テニスシーズンは、ハードコートの大会から始まり、クレーのシーズンを経て、芝のシーズンに向い、ウインブルドンが終了するとハードの大会が増えるという循環です。したがって、コートによって得て不得手が生じます。
全てのコートで優れた成績を出す選手は限られます。

簡単に言うとビックサーバー(身長が190cm以上でサーブが早い)は、ハードや芝で有利ですが、クレーでは勝ちにくい訳です。
スペインの選手は、クレーの多い中で育ってきましたのでラリーに強い粘っこい手テニスをします。


最近のテニスは、早いサーブとスピンで跳ねたりしますのクレーコート以外ではラリーは続きません。
錦織君は、ハードコートででも弾みが違うのでラケットのガットの張り方に気を使います。

若くして引退し、その後カムバックした伊達さんは日本のテニス界に対し、このサーフェスで警鐘を鳴らしたわけです。
日本も昔はクレーが多かったのですが、雨が降れば使用できず、最近の主流はオムニコートと呼ばれるもので、人工芝に砂を入れたものです。

私もこのコートでテニスをしていますが、水はけがよく少々の雨ではテニスができますので便利です。週1回のテニスが雨で中止になるのはつらいです。
また、ハードに比べると、球速も比較的遅めとなり、身体的負担も少なくアマチュアにはよいコートだと思います。





しかし、世界のテニスは早い打球や、弾む打球ですので、オムニコートで小さい時から、練習し、大会に出て日本で活躍しても、世界で勝てないのは、サーフェスにも問題があるというのが伊達さんです。


錦織君は子供のころから米国のハードコートで育ってきましたし、ダニエル太郎君はスペインのクレーで育ってきています。大阪なおみもハードで育ってきています。


さて、今日は、寒く小雨模様です。ハードやクレーでしたら中止の可能性がありますが、オムニであればプレーできます。
とテニスに行く前に思いました。


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