パパ日記

グルメガイドの危うさと最後の晩餐-3

「最後の晩餐」は、ミラノの‎サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院にあるレオナルド・ダ・ヴィンチの絵(1495~97)が有名です。カトリックのミサの起源ともいわれ、多くの絵が残されています。以前、NHKがコンピューターグラフィックスでダ・ヴィンチの絵の再現図を作成していますね。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」(ウフィツィ美術館)も多くの画家が描いています。



私の蔵書の「西洋美術館」(小学館/1999年)という分厚い本には、カスターニョ(1447/フィレンツェ)、ギルランダイオ(1480/フィレンツェ)、ロッセッリ(1481/バチカンのシスティーナ礼拝堂)の最後の晩餐がのっています。


しかし、圧巻はルネサンス期ベネチア派の画家ティントレット(1592~94)の遠近法と光と影の描写で描いたもので、サン・ジョルジュ・マッジョーレ聖堂の壁面にあります。ロッセッリから100年たっていますので、フレスコ画の平面的な絵画ではなく、描写に動きが感じられるリアリティのある絵です。
彼はまた、ベネチアのデュカーレ宮殿に巨大な「天国」という絵も残しています。


私は、ルネサンス期のベネチア派の絵画が好きで、ベネチアに行くのは、
ティツィアーノとティントレットの絵を見に行くようなものです。アカデミア美術館と多くの教会には水上バスで巡ります。


おととし、東京都美術館で「ティツィアーノとベネチア派展」があったときにはすぐに行きました。活動日記2017年3月18日を参照ください。


アドリア海の海産物もおいしく、いつも最も行きたい都市です。