パパ日記

セミナー「抽出初級」がペーパードリップの理由

1. 抽出方法には正解はありません。
プロもみな異なる入れ方をしていますが、何がよいかは最終的には抽出液の風味で判断するしかありません。前提としては品質の良い豆を使用することです。そのために、セミナーでは品質差の異なる豆を抽出します。品質が良いか悪いかを判断するためには、「テースティング初級、中級」があります。



2.抽出方法には基本があります。

風味は、焙煎度、粒度、粉の量、抽出時間、湯の温度で変化します。
夫々の相関関係が理解できれば、抽出は比較的容易に行うことができるようになります。「抽出初級」では、粒度、湯の温度を一定にし、「焙煎度、粉の量、抽出時間」の違いで風味が変化することを理解していただきます。



3.風味がぶれないように準備するものが必要です。
秤で粉の量を一定にし、タイマーを使用することである程度抽出時間をコントロールできます。注ぐ湯の量と注ぐタイミングや時間を一定にすれば、ある程度同じような風味にすることができます。
そのための実習をおこないます。


4.ペーパードリップで抽出する理由
ペーパードリップは、慣れれば簡単で便利です。基本が理解できれば、風味のコントロールをしやすいと思います。自分の飲みたい味のコーヒーを作ることができます。二人分(240~300cc)の抽出に2~3分程度ですので手間を惜しまないでください。


堀口珈琲のコーヒーはシティやフレンチローストのコーヒーが多いのが特徴です。豆には16%前後の脂質(トリグリセライドなど)があり、また水不溶、脂溶性のジテルペン類(カフェストールとカフェオール)が含まれ、それらが豆の表面ににじんできます。
そのようなコーヒーの場合、浸漬法(フレンチプレスなど)より、紙やネルでろ過する方が風味は柔らかくなると考えます

続きはセミナールームで。
http://coffee-seminar.com/