昨日は新宿伊勢丹に上野万梨子さんのイベントに行きました。
彼女はパリ在住の料理研究家で私は昔からのファンです。
その昔1980年代に発刊された女性誌「マリクレール」(一度廃刊)は、どういうわけか当時としては知的で斬新な雑誌でした。彼女の連載もありましたが、とても文章のうまい人との印象でした。
10年くらい前はNHKの今日の料理にもよく出ていました。
左の黄色のものは、バターを焦がし(ノワゼット・薄い焦げ色)、マッシュルーム、カボチャ、トマトなどを入れて簡単に炒めたもの。バターを使用した前菜でフランスパンにのせ食べれる。
ノルマンディはバターの文化ですから、ブルターニュなどは圧倒的にバターがおいしいです。
シードルと簡単な軽食付きでした。
ブルターニュのボルディエの海藻バターも輸入されていますが、受注発注でフランスから空輸されるようです。青山のブルターニュのガレット屋でも最近ボルディエ?のバターを売っていたと思います。
私は成城石井でいろいろ買いますが、「セルドゥメール」という発酵バターで十分です。
これにはつぶつぶの塩が入っていてお気に入りです。
但し、これらは 賞味期限が短いので注意が必要です。
今朝のコーヒー
ブラジル カショエイラ農園 シティ フレンチ
ブラジルのナチュラルは、しっかりしたボディの濃縮感の中に柔らかな舌触りがあればいいと思います。そんなブラジルは普通は存在せず、求めれば生産者との間に長期のコミュニケーションが必要となります。
未熟の混入をなくし、きちんと乾燥し、レスティングや輸送がうまくいって初めていい豆ができますので、ブラジルナチュラルを毎年安定して作ることはなかなか難しいと思います。
昨年の2013.4.7にも書きましたが、20袋(60k換算)であればなんとか可能でも、250袋作るとなると簡単ではないということです。この難題にチャレンジしているのが堀口珈琲です。
このブラジルで満足している訳ではありませんが、まろやかで甘く、ブラジル好きにはご理解いただける香味レベルだとは思います。シティであればミルク系の味で、フレンチならビターチョコレート系の味とでもいえばわかりやすいでしょうか。ブラジルですので酸は弱めです。
今フレンチを飲みながら書いていますが、さめても味はぶれませんね。
バニラアイスクリームにかけるといいでしょうね。
フレンチローストのコーヒーは、やや小さめのカップの方が合いますが、最近はカップが大きくなっていますので好みで選んでもいいでしょう。