パパ日記

ガラ

ガラはフランス語で特別な催しや祭りなどを意味します。
堀口珈琲も来年は25周年ですのでガラパーティ等行いたいですね。

 

 

東京バレー団の50周年記念ガラ公演をNHKホールで。
演目は「ペトルーシュカ」「ラ・バヤデール」の古典と「スプリング&フォール」「ボレロ」のコンテンポラリーの構成。バレーとしてはチケットが高いのに、バレーファンはどこからか集まります。

 

 

「ペトルーシュカ」はロシアバレエの古典でいまは上演されることがないので、意気込みを感じましたがやや退屈。飽きます。バヤデールはバレリーナが多く必要な様式美の古典。
スプリング&フォールは、ジョン・ノンマイヤーの振り付けで踊りが難しく、内容も難解です。
以前ノンマイヤー版「ロミをトジュリエットは」どこかで見た記憶があります。

 

 

ボレロはまさにモーリス・ベジャール(故人)の代表作で伝説の演目。
男性も多いバレー団なので可能な演目を選び、最後まで見ると練られたものだと感心し、東京バレー団が日本を代表するようなバレー団になったと感じました。
コンテンポラリーは、古典と身体の動きや筋肉等の使い方がまるで異なり、両方にまたがる今のバレーダンサーは過酷だなと感じます。

 

 

ボレロは、シルヴィ・ギエム版で、彼女は来年引退しますので多くのファンが集結しました。
来年引退公演?があれば、すごいことになるのではないかと想像します。
かつてパリのオペラ座のエトワール(ダンサーの最高位)で、退団の時には国家的な損失とまで言われた天才的ダンサーです。
コンテンポラリーにも積極的に出演し、ベルギーの「20世紀バレー団」のベジャール振付のボレロも代表作になっています。3.11の復興支援公演も海外で何度か行っています。

 

 

20分のボレロは強靭な体力要求され、50歳手前のギエムに肉体の衰えは感じず、スタンディンディングオベーションが延々と続きました。
かつてベジャールはダンサーに「肉体はボクサーのように、精神は詩人のように」あれといいましたが、バレーはまさに高い身体能力を問われる芸術といえます。

 

 

私のバレー鑑賞歴は、ベジャールからスタートしていますので、古典よはローランプティ等コンテンポラリーのニュアンスのある前衛的なものが好きです。もちろん古典も行きますが。

 

 

このボレロは日本では絶大な人気があり、かつてクロードルルーシュの「愛と悲しみのボレロ」1981(邦題)で、ジョルジュ・ドン(故人)がエッフェル塔のまでで延々と踊るラストシーンで世界的に広がりました。
世界に熱狂的なファンを持つジョルジュ・ドンのボレロ日本公演を25年以上前?にたしか五反田のホールで見ました。その後この演目はギエムが引き継ぎ、彼女の公演もいつか忘れましたが東京文化会館で見ています。
その他首藤君が東京バレー団にいた時もボレロを見ていますし、プリンバルの上野水香さんのボレロもどこかで見ている気がします。
男性も女性も踊る珍しいバレーです。
なんだかんだいいつつ結構ボレロファンなんだと振り返ります。でももういいかな……。

 

 

錦織君も3回戦を勝ちベスト16です。
次は200K以上のサーブを打ち込む天敵ラオニチです。
前回負けています。勝てばベスト8かな。

テニスの200Kは野球のピッチャーが160K以上を出しているのと同じような感じでしょうか。我々には早すぎてたぶん見えないでしょう。