パパ日記

ナチュラル-4(ニカラグア)

今朝のコーヒー
ニカラグア  フローレンシア ナチュラル
多くの生産国でこのナチュラルは作られていますが、スペシャルティコーヒーとは言えない状態で、例外的にエチオピアやイエメンに優れた豆がみられます。
このような状況の中でパナマのナチュラルの精製の試行錯誤が繰り返され、少しずつ中米にも高品質のナチュラルが波及しています。

 

 

この動きの底辺にあるのは米国の新興勢力というか?新しい世代?のリクエストによるものと推測します。彼らはこの独特の風味に、ウオッシュトにはない新しさを感じているのでしょう。
日本人は伝統的にエチオピアやイエメンのナチュラルを多く体験してきましたので、この香味にある程度慣れていますが、米国ではやはりスマトラ同様エキゾチックで新しい体験なのだと思います。スターバックスがエチオピアのイルガチェフェのナチュラルをリザーブコーヒーとして販売するくらいですので、他のロースターの関心度もかなり高いでしょう。

 

 

しかし、中米ではイエメンやエチオピアに比べ湿気が多く、乾燥工程は難しく、いいナチュラルの誕生にはさまざまな試行錯誤があったと思います。
中米のナチュラルは、5年前にはひどいものも多くありましたが、最近はよいものもみられるようになっていると感じます。

 

 

先日はコロンビアのナチュラルもカッピングしました。
何故コロンビアでナチュラルを作らねばならないのか大いに疑問を感じてしまうというのは、保守的なのでしょうか?いいものができれるにはまだ数年かかるかもしれません。

 

 

このフローレンシアのマラゴジぺは、もともとすばらしい豆でそれをあえてナチュラルにしています。
何故ナチュラルを作るの?と批判ができないくらい嫌みのない香味で、すばらしい出来です。
ダメなナチュラル特有の果肉っぽさや、オイル臭はなく、
初めのストロベリーのような風味が感じられ新鮮で上品です。

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