パパ日記

サンタカタリーナ-3 GENUINE ANTIGUA

2004年に初めてアンティグアのサンタカタリーナを訪問して10年となります。
この年に取引のために2度訪問しましたが、当時はスターバックスの買い占めが多く、多くのアンティグアの農園がスタバに豆を売っていました。
当時のスターバックスの店舗メニューには、グァテマラ・アンティグアという表示があったことをもはや知る人も少なくなったでしょう。
若いビーンズショップの店主は知らないかもしれません。

 

 

つまりはこの地のコーヒーは、中米の基本の香味になりうる酸とコクを有していたため、スターバックスやピーツコーヒーが購入をしていたわけです。
よいコーヒーが産出されるため、アンティグアという偽物も出回り、農園主はAPCA(アンティグア生産者組合)をつくり、そのマークを麻袋にプリントしています。
2000年前半までは堀口珈琲のようにシングルオリジンのコーヒーを使用する会社は世界的に見ても少なく、ジェニュインアンティグア(本物のアンティグア/いくつかの農園の豆を輸出会社がブレンドした)が高級品でした。生豆価格も他の中米やグァテマラの産地よりは高く、当時のスターバックスはそれなりによい豆を使用していたわけです。

 

 

 

サンタカタリーナもスタバに販売していましたが、この農園は2000年ころから気になっていましたので、スタバにかわり堀口珈琲が2004~2005クロップから10年も継続し購入するようになり、今ではその収穫量の大部分を購入するバイヤーになっています。
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麻袋
本来は69kですが、堀口仕様は40k。
30kにしてもらうつもりでしたが、ペドロが間違えて40kの麻袋にしてしまいそのままで使用しています。
SANTA  CATALINA/サンタカタリーナの文字とマーク
GENUINE ANTIGUA/正真正銘のアンティグア産です
HAGH ALTITUDE/農園の標高1600m以上で収穫されたものです
BOURBON/ブルボン種です

農園の区画はGPSで管理されていますので、さらに特別の区画の豆も今後販売されますのでこうご期待。

 

 

今朝のコーヒー
サンタカタリーナ シティ
酸とコクのバランスの良いコーヒーです
そのため下手なブレンドではこのマイルド感に勝てないかもしれません
ミディアムからフレンチ近くまで焙煎領域がある貴重な豆です
まずはシティローストの豆から飲んでみてください
フレンチはやや抽出時間をはやめにして飲むといいでしょう。

つづく
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このカップは2度目の登場
カップの整理が追いつかないのでしばしご容赦
このノリタケのビンテージカップはあまりに素晴らしく、記憶は曖昧ですが
イギリスから取り寄せたと思います。