パパ日記

アスリート-2 プロレス女子

11/3の続き

錦織君の活躍の陰に、実はエンターティメントの世界でもすごいことが起きています。
プロレスの本拠地は米国ですが、メキシコ、日本でも人気はあります。
ヨーロッパはややマイナーですがイギリスやドイツにもあります。

 

 

米国最大の団体であるWWEのレッスルマニアの動員力は8万とか10万人とかですし、毎週興行し、かつTV放映もあり、ペーパービューもあり、ネットワークで見ることもできます。
世界的な一大エンターティメント産業となっています。

 

メキシコのルチャリブレ(プロレスのスペイン語)もとび技が多い独特な世界があり熱狂度は中南米一です。

 

 

日本も力道山の時代から脈々と受け継がれ、今はインディも増加し、軽量級のドラゴンゲート、さらには女子プロの世界も充実しているプロレス大国です。
ただし、かつてのような熱狂度や動員力はなく、レスラーの収入は一部を除きかなり低く、団体維持も危うい微妙なところに位置します。
アルバイトで生計を維持する人も多くいます。

 

 

しかし、日本のプロレスの評価は意外に高く、海外のプロレス専門誌などで新日本プロレスの棚橋選手が毎年のように年間優秀レスラーに選ばれています。
WWEのスーパースターであるジョン・シナ、ダニエル・ブライアンよりも評価が高いのですからすごいこととしか言いようがないでしょう。
プロレスマニアが選ぶのですからこれも快挙と言えるでしょう。

 

 

 

最近はペーパービューやネットなどで世界中で日本のプロレスを見ることができるようになっていること、WWEがガチンコのリアルな試合よりもショー化しすぎてしまったことなども影響があるのかもしれません。
パワー重視の殴り合いよりもアスリートとしての身体能力を表現するほうが内容として面白いので、このあたりのさじ加減がプロレスの微妙なところではあります。

 

 

 

一般的にはベビーフェイスとヒールに分かれ、ブック(ストリー)がありますので、その中で選手の裁量でより充実したものに見せるかは選手の能力となります。
引退した米国のショーン・マイケルスなどは相手の潜在能力を引き出し、技を受け止め面白くすることができたが故スーパースターになれたわけです。
棚橋やオカダ・カズチカにもそのような試合のできる身体能力があるので海外でも人気が出るわけです。

 

 

 

勝負を追求するボクシングやUFCような格闘技の世界と、選手がある程度の了解のもとに身体能力を発揮して楽しませるプロレスは根本的に異なり、そこを理解して感情移入して楽しむのがプロレスです。

 

 

そしてこの感情移入を最も単純にできるのが女性です。
最近は山ガール、カープ女子、そしてプロレス女子と、その現象が顕著です。

 

 

アエラの今週号でも取り上げられ、今日はNHKの朝一でも取り上げられましたのでプロセスマニアとして一応書かずにはいられません。(そうだったの?と声が聞こえてきそうです。実は多種の趣味があります。でも一番はコーヒーですよ。)

 

 

最近後楽園ホールに顔をだすと、やたらに女性が目に着くように感じていました。
ここ10年はプロレス界は日の当たらない低迷期したが、新日本プロセスが2~3年前から親会社が変わり事業経営的マーケティング展開をし活性化し、ドラゴンゲートや大日本プロレスも独自の興業をうち少しづつ復活しつつあるのを感じていました。

 

 

後楽園ホールは2000人弱入るのですが、ここ10年以上ここを満員にできる興業がなかったことを考えると隔世の感があります。
逆に言うと、おじさんの密かでマイナーで、何とも趣味とは言いにくいような日の当たらない楽しみが、女性に妨げられてしまうかのような微妙な危うさを感じてしまいました。