パパ日記

パーストクロップの香味

今朝のコーヒー

某コーヒー  フルシティ
「表面は油脂で覆われているが、焦げ臭はなく一見よさそうに見える。
液体が熱いうちは軽やかで苦みは少なく飲みやすいが、温度がさめるに従い枯れた草の香味を感じるようになる。酸や特徴的な香味はなく、ややアフターで濁りも感じる。」

 

 

一般的には、この時期に端境期に入る生豆が目立ち始めます。
そのため流通しているコーヒーの中に枯れた草の香味を感じることが多くなります。
これは生豆の劣化した香味で、パーストクロップ(前年度産)の香味の特徴です。
堀口珈琲では、このような生豆を使用しないようにするためリーファーコンテナや真空を多用し、かつ低温倉庫で保管してリスクヘッジします。
さらに、入港後も生豆の香味の変化に対しては細心の注意を払っています。

 

 


生豆は、1年以上の長期間の保存に耐えられるものはまれで、大部分は鮮度劣化し上記のような枯れた香味となります。よく注意して飲むと、日本中に以外に多いことに気が付くかもしれません。
テースティング会参加者は、もうこの枯れた香味についてはすぐにわかるようになっています。