パパ日記

官能評価

テースティング会お疲れ様でした。
今年はウイラ&ナリーニョ、COE、トリマ&カウカ&ウイラとコロンビアを3回(厳選されたスペアやルティコーヒー38種)やりその全体像が少しは見えたと思います。
3回体験した香味を言語化し、自分で消化しつつ自らの香味の引き出しにしまいましょう。
次にコロンビアを体験した時に何が同じで、何が違うのかを比較することができるでしょう。

 

 
コーヒーを含め多くの嗜好品において言葉での官能評価表現のコンセンサスはできていない場合が多く、独善的なものが多く見受けられます。
テースティング会においてはできるだけ共通の言語や感覚を共有していきます。
今回の3回のテースティングの結果としては以下の結果ですが、さらにこれ以外の香味もあるかもしれません。
多くのコーヒーを体験して多様な香味を蓄積していくしかないでしょう。
尚、スペシャルティコーヒーも2極化していますので、優れたハイエンドのスペシャルティコーヒーにしかこれらの特徴は見出すことはできないことは付け加えておきます。

 

 

 

 

ナリーニョはレモンのような明確な酸と十分なコクに蜂蜜のような甘みのコーヒーです。
ウイラは、ナリーニョ程ではないにせよレモンやオレンジのような酸としっかりとしたコクがあり、稀に黒砂糖やプルーンのようなニュアンスのものも見受けられ複雑な香味体系を持ちます。
カウカは柑橘のオレンジのような酸やトマトのような程よい酸が混ざり、滑らかなほどほどのコクを感じます。コクに特徴を感じました。
トリマは中程度でバランスが良いコーヒーですが、今回は柑橘以外の華やかな酸があり、多様な香味を感じさせてくれました。
これでいったんコロンビアは終了し、他の産地に移行します。

 

 

 

今朝のコーヒー

ブラジル コヘーゴ・セコ フレンチ+マンデリン シティを1:1
このブレンドは堀口珈琲のブレンドの香味体系にはないもので、独特な風味を生み出します。このマンデリンのシティが香味に複雑性をもたらします。
お試しください。