パパ日記

サマーブレンド

この時期になると登場するブレンドです。
深めの焙煎は、ホットでもアイスでも自由に楽しんで欲しいからです。

 

 

昔は(私がこの仕事を始める頃まで)は、コーヒーに砂糖を入れるのは当たり前でした。30年前であれば「スプーンに何杯いれる?」と聞いたものです。

当時コーヒーは、苦みの強い味の飲み物でその味には慣れていなかった訳ですが、今では砂糖を入れない人の方が増えています。(30年以上前の日本は砂糖や卵は貴重な食品だったのですよ。)
私はこの仕事を始めた時のスティックシュガーは10gでしたが今は3g程度が主流です。それだけ味覚は、苦みに慣れ、甘みに敏感となったのでしょう。

 

 

25年前の開業時は、コーヒーを味わうために砂糖を入れないで飲めるようになる方法として「毎日入れる砂糖の量を少しずつ減らして飲んでください。1~2か月で入れなくともおいしく飲めるようになりますよ。」と伝えたこともあります。
しかし、何でもかんでもブラック(何も入れない)がいいわけではありません。

 

 

コーヒーの愉しみ方は多様で、サマーブレンドのようなややビターなコーヒーには、砂糖とクリームを入れて飲むのもおいしいと思います。
疲れた時や甘いお菓子がないときなどにはお勧めします。
砂糖は好みの量を、クリームは動物性生クリーム35.42.45%などのもの。
昔の喫茶店はみな生クリームを使用していたのですが、いつのころからか植物性油脂などのものを使用し初め、コーヒーのおいしさを奪ってきました。
喫茶店衰退の原因の一つです。

 

 

アイスコーヒーも同じで、シロップと生クリームを入れたものはおいしいと思います。アイスもホットも深い焙煎のコーヒーを濃厚に抽出するとなお おいしいと思います。最近はスーパーに生クリームが置かれていますのでお試しください。

 

 
レシピ
アイスコーヒーを適量しっかり冷やしておきます。
シロップもしくはパインジュース等で甘みをつけます。
生クリームをグラスのふちからコーヒーの上に層になるようにゆっくり注ぎます。
氷はない方がいいですが、もちろん入れてもいいですよ。
かき回さないで飲みます。
ストローはもってのほか。
初めの一口が絶品で3つの味が口の中で踊ります。