パパ日記

バランスとハーモニー

今朝のコーヒー
コスタリカ 「エル・イゲロン」 シティ

スペシャルティコーヒーの進化、拡大に伴いゲイシャのように突出した香味のコーヒーが増えてきました。
イルガチェフェやケニアなど..またコロンビアや中米でも果実感のある酸やボディも多くみられるようになり、多くのコーヒーファンが生まれていると感じます。
コーヒーの香味の多様性は一気に広がったと思います。
これら優れたコーヒーは、特徴的な酸とボディのバランスなども重要となります。

 

 

しかし、コーヒーの香味はこのような特徴的な華やかさや香味ばかりではなく、特に突出したものはなくとも全体として穏やかに、優しく、控えめに心地よいそして高い極みの香味のものもあることを忘れてはなりません。
優れたティピカなどもその中に入るでしょうし、他の品種であってもよい土壌と巡り会うことにより開花する香味もあると思います。

 

 

 

このコーヒーは、明確な酸とボディを持ちますが、今日の印象ではバランスが良いというより、全体が高い香味の中で調和していると感じました。
あと数日後に飲むと異なる印象を受けるかもしれんませんが、焙煎による影響が少なく、個性よりも調和(ハーモニー)という言葉を思い浮かべました。