パパ日記

コーヒーの飲み方-2

コーヒーとミルクの相性は、焙煎度合いが浅ければ、乳脂肪分の低めのものを、深くなれば高いものを使用していくという単純なことがおろそかになり、「コーヒー+クリーム」という飲み方がされなくなりつつあるように感じています。

 

 

 

勿論、コーヒーの飲み方は自由であるべきです。
砂糖のみ入れる、クリームのみ入れる、その両方を入れるのも、好みでよいと思います。
イタリア人は、エスプレッソの砂糖を入れます。
初期のスペシャルティコーヒーマーケットは、カプチーノ等ミルク入りがもてはやされました。スペシャルティの多様な香味を味わうには何も入れない方がよいかもしれません。
フレンチローストであっても、焦げや煙の刺激的な味のないものであればブラックの方がよいという選択もよいと思います。

 

 

 

ただ、コーヒーとクリームの相性は素晴らしいものもあります。
コーヒーのボディ感は粘性ですし、よいコーヒーにはクリームのような風味さえ感じます。
優れた品質のコーヒーの脂質は19%程度、蔗糖の含有量も多く、PHも4.8.程度で高い次元で香味のバランスが取れます。

 

 

 

これらのコーヒーをフレンチローストにし、さらに30gで240g程度(2杯分)を3~4分かけ濃度のあるコーヒーを抽出します。
堀口珈琲であればNo8(もしくはNo7)のブレンドくらいが良いでしょう。
40%前後の生クリームと砂糖を数gいれます。

 

 

 

カフェオレとは違ったコーヒーを楽しむことができます。
よいクリームを置いている喫茶店が少なくなりましたし、コンビニのポーションミルクなどの氾濫、さらには何でもシングルオリジンならいいというような悪しき風潮に対し、日本の伝統的な深煎りコーヒーの飲み方の一つを紹介しておきます。