パパ日記

papaブレンドをつくりました

そのうち販売されると思います。
最近は小ロットのよいコーヒーが増えています。
それらのコーヒーは酸が強く、シティローストくらいでも明るい酸が残ります。

 

 
昔は酸が控えめで、やや甘味を伴うコーヒーとしてブルーマウンテンがよいコーヒーとされましたが、
現在はある程度の酸があり、その質が問われる時代になっています。
ゲイシャやパカマラ種など華やかな酸が味わえるコーヒーも注目をされています。
それ以外にも、ケニアやコロンビアのナリーニョは酸が強く、それらの多くは蔗糖の含有量も多く複雑な香味をもっています。コーヒーの香味に対する価値観は大きく変化してきていると感じます。

 

 

 

一般的なコーヒーのpHは5程度で、優れたコーヒーにはpH4.7~4.8前後のインパクトのある酸があり、シティローストでもその酸が残り複雑な香味を形成します。

 

 

今回は、コスタリカとコロンビア・ウイラの10種程度をカッピングし、2種をブレンドしました。
以前ペルーのコーヒーに「ソフト」という表現を使用しましたが、今回もコロンビアの小農家の中に一つだけソフトで複雑な香味のコーヒーがありました。
その柔らかな味わいは目立たないのですが、貴重だと思います。
その豆に。コスタリカの大好きな豆を少し加えました。
シティローストのブレンドですが、No2のブレンドのように華やかではなく、No3のブレンドのように明確なボディはなく、……..とてもソフトです。

 

 

今年はこの「ソフト」という味の感覚を体験できた年だったと思います。