パパ日記

新年-1

あけましておめでとうございます

 

 

1990年(堀口珈琲開業時)喫茶店は、親父さんたちのたまり場で、一見さんが入りにくい雰囲気がありました。
主婦は一人で入ることがなかった時代でした。

1996年スターバックスが松屋の裏にでき、セルフサービスのコーヒーショップは拡大し、s喫茶店は、全盛期の150.000店から現在の70.000店程度に衰退しコーヒーの消費構造は変わって行きました。

2000年前後には東京カフェ(カフェは東京発で創生期はこのように呼ばれていました)が誕生し、また廃業した珈琲専門店に変わり自家焙煎店も増加し、家庭での飲用も増えました。
こうして2000年以降は、だれでも自由に一人でコーヒーショップに行ける時代になり、家庭で気楽にコーヒーを楽しめることができるようになっています。

 

 

それらと並行し、コーヒーの品質にも目が向けられ「おいしい、まずい」と「よい、わるい」を区別してとらえられるようになり、「コーヒーは自由になった」と感じます。

 

 

 

 

2006と2016のブランドブラン(シャルドネ種のみ)

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2016は角がとれたさわやかな熟成度で飲みやすい。
フレッシュな酒石酸やクエン酸の味からより複雑な有機酸の味になっているように感じます。
2006年は、濃厚なコクがあるもののまだまだ持ちそうな印象。
微細なエーテル、焦がしたバター、シャンパン独特の熟成香があり、それは赤ワインに生じるグルタミン酸のような旨味と酸味の熟成香ではなく、何らかのアミノ酸の生成の結果のように思います。