パパ日記

シンガポールと日本のマネーストック

東京の暑さは異常ですね。
逆に熱帯地方の冷房も冷やし過ぎで異常ですね。
飛行場また飛行機の中は寒く毛布をもらい包まり、スマトラ島のホテルの空調は19℃設定ですぐに切りました。産地の朝は涼しく20℃を割るくらいですが体感温度は今少し涼しい感じでした。
産地の気候は寒暖差もあり快適といえます。

 

 

アジア圏は冷房で寒いというのが今回の教訓でした。
(東チモールは冷房そのものがあるところが少ないので問題ありませんでした。)

 

 

経由地のシンガポールでは、冷え?からか体調を崩しせっかくの料理を食べることができませんでした。
何度も海外に行きましたが初めての体験でした。

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チキンライス
シンガポールで一番高いラッフルズホテルには泊まれませんので、隣のカールトンに泊まりました。
せめてラッフルズで朝食かアフタヌーンティでもと思ったのですが、共にかないませんでした。

 

マリーナベイサンズも突出して価格が高く、日本のラグジュアリーホテルと同等です。
シンガポールのリッツカールトン、マンダリン、ジャングリラは日本の方が高いと思います。

 

 

それより安いカールトンに泊まりましたが、それでも良いホテルだとは思いました。
ホテルのエステで90分コースを受けましたが28.000円くらいで、観光客価格とはいえ価格はかなり高いですね。シンガポールは、観光客には治安もよく安心安全で、食とショッピングの街でしょうか?

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シンガポールの一人あたりに生産性(GDP)は高く、世界10位で52.961ドル、対して日本は22位で38.917ドルにすぎません。(IMF/2016)
この数値は産油国、北欧などが高くなります。
国連データですと若干異なり、シンガポール13位、日本32位(2015)となります。
もちろん日本は人口が多いという面はありますが、過去20年間に成長していないことがわかります。
輸出額も、日本は中国、アメリカ、ドイツに次いで4位ですが、一人あたりで見るとシンガポールは第1位で日本は44位と下がります。

 

 

シンガポールの物価が高いのは、このような理由によりますし、ある程度賃金も高いといえます。
日本の初任給は過去20年間、ほとんど上昇はありませんので経済の停滞を裏付けていると思います。

 

ついでに、外国人旅行客数は日本は伸びていますので、経済の活性化にはつながります。
2015年で19.737.000人で2005年の3倍です。16位(国連データ)まで浮上しました。
世界1位はフランスで84.452.000、タイは11位で29.923.000ですのでまだ拡大の余地はありますが、受け入れのインフラが整うか次第でしょう。
ちなみに日本の旅行収入の増加に比べ、旅行支出は減少していますので、日本人は余計なことにお金を使わなくなったのか?使えなくなったのか?微妙です。経済の停滞を反映しているのかもしれません。

 

 

インドネシアは、日本の高度成長期を思い起こさせ、発展したシンガポールは安定期を迎えているような印象でした。

 

日本を顧みると、悲観材料に目を向けるといくらでもあります。
過去20年間の停滞は、他人任せやマイナス思考に慣れ過ぎたのかもしれません。
かつて、日本がたどった道を多くのアジア諸国が体験し初めています。

 

日本には過去の蓄積もあり、マネーストックは毎年増え続けています。
マニタリーベースも多く、お金は動いていないことに問題の一面はあり、かつ「GDP=人口×生産性」とすれば労働人口の減少には生産性を考える必要があります。
日本の将来を悲観するのではなく、国内を活性化する方法を各企業や各自治体が考えていかねばならないときにあると感じました。

 

 

インドネシアの子供たちの目を見つつ、少しプラス思考をした方がよいのではないかと考えた次第です。