パパ日記

WWE レッスルマニア

WWEはアメリカのプロレス団体で、下部組織(ファーム)としてNTXがあり、選手はそこで訓練、適性を見られ、上部の「ロウ」と「スマックダウン」に昇格していきます。(あまりに人気が出たため興業が2つになった)

 

 

 

WWEの最大の大会は、10万人規模の会場の「レッスルマニア」です。
それに次ぐ大会は30人が1分間隔で出場するバトルロイヤルの「ロイヤルランブル」で、ここでの勝者はヘビー級王座の挑戦権を得られます。
先日、中邑真輔が優勝し、4月8日の34回大会でAJスタイルズに挑戦します。
AJも中邑も共に新日本プロレスで戦っていた間柄で、いかに日本のプロレスのレベルが高いかを証明することになりました。

 

 
WWEの選手も実力はあるのですが、エンターティメント化しすぎて、日本のガチンコ・ストロングスタイルの方が世界的に人気が出てきています。
新日本プロレスワールド(ネット配信サイト/月額999円)の加入は世界的に増加傾向にあります。
当然私も加入しています。
過去の映像も見れますし、ライブ配信されますのでお得です。

 

 
AJは、かつては米国の他団体で長くトップにいた選手で、その身体能力は高く、過去のリック・フレアー、ショーン・マイケルズ(この2人のショーマンシップはずば抜けています)に匹敵するレベルだと思います。
勿論、棚橋も正統派レスリング身体能力は高く世界的に高く評価されています。

 

 

 

AJの前のチャンピオンは、野球から転向したインドのシンで、これは将来的なインドマーケットを見据えたものと考えられ、短期で終わりました。
日本市場を意識すれば4月に中邑を勝たすブックが書かれる可能性は高く、多くの日本のファンや選手の獲得を目指すかもしれません。ネット配信の発展で、グローバルになってきています。

 

 

 

日本のプロレスラーの収入は、一部選手を除きサラリーマン並みかそれ以下と低く、好きでやっている選手が多いのが実情です。プロとしての収入は最も低いレベルだと思います。
オファーが来れば、野球で大リーグに行くようにみな行くでしょう。

 

 

 

しかし、トップになるには、ただ体が大きく強いだけではなれても、短命で終わります。
レスリングの基本・テクニックがあり、タフな身体能力とそこから醸し出されるオーラが必要になります。
先日、日本に来て、ケニー・オメガと戦ったWWEのクリス・ジェリコはバンドマンでもあり、バンドをやっているときはプロレスを休んでいるような選手ですが、息が長いのは身体機能や試合を盛り上げる術を知っているからです。

 
あくまで、試合はその内容でエキサイトさせることで、基本としてはベビーフェースとヒールという関係の中で、その掛け合いをうまくコントロールできるかで勝ち組になれます。
優れた選手は、だれが相手であっても試合内容を面白くすることができる訳です。

 

 

 

中邑は、昨年NTXからWWEに昇格し活躍しているには理由があります。
1.パフォーマンスが個性的であること
2.身長が190cm近くあり身体が大きいこと
3.英語が話せること
4.身体的にタフであること
の4点でしょう。ノアから移籍したKENTA、新日から移籍したデービットなどが伸び悩むのはジュニアの体格で、怪我も多くなるからでしょう。

 

 

 

一応マニアとしては、「レッスルマニア」と「ロイヤルランブル」のDVDは全て揃えてありますが、なかなか見る時間は有りません。
前にも書いた記憶がありますが、レッスルマニアの前日には、「ホール・オブ・フェイム」の式典があり、毎年数名の選手が殿堂いりし、スピーチします。このスピーチがなかなか感動もので、私などは自己嫌悪に陥ります。
先人を敬う伝統はアメリカ独特のもので、野球、ミュージシャンなど様々です。

 

 

他方女子も、従来のディーバというお飾り路線から、試合の内容を重視する方向にあります。
ASUKA(日本時代は華名)がスカウトされ、NTXで無敗を誇り、ベイリーなどとの試合は米国の女子プロレスの歴史に残ると思えるほど素晴らしく、現在WWEに昇格し活躍しています。
彼女も、実力以外のパフォーマンスがよく受けるのでしょう。
先日女子で初めて行われたロイヤルランブルで初代勝者となっています。
彼女もレッスルマニアで無敗のまま王座に挑戦しますが、かなりタフな選手だと思います。
日本人2人がメインを占めますので、これも、無敗のままアスカを勝たせるブックが期待されますがどうなるでしょう?日本の女子プロにはレベルの高い選手が多くいますので、興行主としては少し集めたいでしょう。

 

 

 

アスカは、日本時代、従来の女子プロの枠には入りきらない個性の持ち主で、
後楽園ホールで自主興行を打ち何度か成功させています。
企画、行動力、人脈、ガッツのある人で、数年前の初回の自主興行は後楽園ホールまで観に行きました。

この2つの出来事は、日本のプロレス史上最大のニュースともいえます。
大リーグのオールスター戦で4番を打つようなもの
サッカーのワールドカップの決勝に出るようなもの
に匹敵するといっても大袈裟ではないでしょう。(異議があるかもしれませんが?…….)
4月8日のニューオリンズ大会に行きたいくらいです。
ジャスやブルース発祥のような地ですので、音楽的にも一度は行きたい場所です。