パパ日記

エチオピアコーヒーの飲み方-2と甘味

エチオピアを2種お買い求めいただいた方に……。
まずはそれぞれお楽しみください
次に2種をブレンドするのも良いと思います。

まずは1:1でお試しください。この場合、乾式と湿式ですと乾式のほうが風味を強く感じると思いますので、次にアリーチャを8:サワナを2程度で配合してみてください。

 

 

 

両方の豆の特徴がバランスよく溶け込み、穏やかで明確な甘みを感じることができます。
生豆に含まれる甘味の大部分はショ糖ですが、焙煎でカラメル化が進行し、そのあとにアミノ酸と結合して風味に影響を与えます。
焙煎豆にはショ糖はほぼ残りませんが、複雑な甘味を感じることができます。
ここがコーヒーの風味評価の難しいところです。

 

 

 

SCAAのカッピングフォームにも、甘味の項目はありますが、他の項目のように点数をつけるのではなく、「甘味があるかないか」の総合的な評価になっているのはそのためだと思います。

 

 

 

味覚テストでは、水1リットルに4g(0.4g/dl)の砂糖を入れ、何も含まれていないものと比較できるかを問われますが、それほど難しくはありません。

 

 

 

コーヒーの場合、アラビカ種の生豆には6~8g/100g含まれていますが、前述したように焙煎豆には含まれません。ただ、SCAAのテースティングとしては水1リトル中に5g程度の何らかの甘味を感じることができれば減点はしないという評価と解釈しています。
ロブスタ種の生豆にはショ糖が少なく、アラビカとの風味の違いの一つになります。厄介ですね。

 

 

 

エチオピア「8:2ブレンド」を飲みながら書いていますがが、とてもスウィートです。
フローラルなはちみつのような甘味も感じます。
ロング・アフターテーストです。まだ甘味が舌から消えません。
お試しください。