パパ日記

甲州

山梨の甲府まで「あずさ」で1時間半弱。徒歩15分の山梨大学で学会。
懇親会では山梨のワイン、ほうとうなど。

 

 

 

日本のワイン輸入は、フランス、イタリアが減少し、チリ、スペインが増加しています。
特にチリの安いワイン輸入が増加していますので、先般のブルゴーニュのワイン会などが開催されたものと推測します。

 

 

 

日本のワイン消費は5%程度ですが、「日本ワイン」ブームは、勢いがあり、小規模ワイナリーの数は毎年増加しています。
特に北海道のワイナリーが増加し、長野を超えそうです。
「JYAPAN WINE COMPETITION」も開催され、入賞ワインはすぐに売り切れになるようです。

 

 

 
地場産業が発展することはよいことですが、採算は厳しいのではないかと心配します。
国産ワインの主流価格は2000~3000円程度で、5000円以上のものは少なく、5000本の限定生産しても収入が限定されます。
新規参入の場合は、まだビジネスというよりは、自分の育てたワインが生まれることの喜びの方が重要な世界といえるでしょう。

 

 

日本で最も多くの生産量を誇る甲州種は、生食用とワイン用で日本固有の品種として認められ,甲州名で輸出できるようになりました。
このブドウは、毎年収穫が遅く、10~11月によく食べていましたが、最近は東京の市場には出なくなりました。
生産者の減少もありますが、種あり食べにくいのも原因でしょう。しかい、このブドウはおいしいのです。

甲州種は、シュールリーという製法が主流になりつつあります。
発酵後オリを残したまま寝かすので味に複雑さが出ると言われます。
山梨のワイナリーには、様々な品種のワインが植えられていますが、白はこの甲州種、赤はベリーエーが主流です。
先日「ルミエール」さんからデラウエアなどの品種による発泡酒のみ6種を購入しましたので、近々テースティングします。
 

 

 

日本ワインは、軽めの味で、日本料理に合うのでしょう。
しかし、正直にいえば、まだまだフランスワインに味はかなわないと思います。
栽培から醸造に関する技術的な研究の歴史はまだ浅く、今後に期待したいとことです。
特に、栽培に関してはまだまだ研究の余地があり、まだ年数がかかりそうです。

 

 

20180624_075704

山梨といえば、ワイン以外に煮貝が有名です。
煮貝といえばアワビで、輸入物は安いですが、国産は価格が高く、
清水の舞台から飛び降りる覚悟で、小ぶりのアワビ5000円を買いました。