パパ日記

カリフォルニアワイン

カリフォルニアワイン協会のグランドテイスティングに出かけました。
ネット上で、場所、会場などは公開禁止ですのでご容赦を。
この写真は掲載OKです。
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日本のインポーター50社および日本未輸入のカリフォルニアのワイナリー数社が参加し、米国ワインの傾向を知ることができました。
品種は、カベルネソービニヨン、ジンファンデルが多く、その他ピノノワール、メルローが主流でしょうか?オレゴンのピノを飲んで以来、米国の発泡酒も飲みましたが、今回のテースティングを含めた所感は?

 

 

 

 

ピノを中心に飲みましたが、(酔いますので一口飲んであとは吐き出します)、全体の傾向としては「まず甘い」そして「酸は弱め」といえばよいでしょうか?
ピノも甘味があり飲みやすいのですが、ボヂィは弱めでした。
小売り価格が5000円以上のピノノワールであれば、今少し安いフランスのルージュでもよいでしょう。しかし、逆にフランスのピノは、ここ数年風味が濃厚すぎて繊細さに欠けます。
気候変動の影響でしょうか?冷涼な気候に向くピノには今のブルゴーニュの気候は合わなくなりつつあるのでしょうか?

 

 

 

 

先日は、イギリスの発泡酒を買いましたが、寒いイギリスでワインができる時代になっています。日本も、山梨の次に多くのワイナリーがあるのは北海道です。
最近の日本ワインブームは拡大し、零細ワイナリーは自家焙煎店のように生まれています。
この傾向は、長野に玉村さんがワインつくりをして以来顕著です。(その昔、玉村豊男さんとは日本たばこの本で対談をしています)今や、有名な観光地になっています。
そんな中、昨日からやっと国産葡萄で作ったワインのみが日本ワインと名のれるようになりました。

 

 

 

 

個人的には、甲州種以外はまだまだオリジナリティは弱いと思います。
北海道のピノなどは今少し温かい目で見守ってあげる必要があるでしょう。
このブームを終息させないためにも、きちんとしたワイン表示はもちろんのこと、風味に対するきちんとしたテースティングがされることを期待します。

 

 

 
国産だからおいしいとは言えません。
むしろワインは後進国ですし、味の弱いものも多くみられます。
生産コストは高くなりますので、価格に見合うワインができないと日本酒に負けるでしょう。ソムリエは、きちんと風味について品質評価して、諸外国より良いワインができる手助けをすべきでしょう。