パパ日記

これまでの学会活動-4 (2018)

博士課程には査読論文2報、もしくは3報が必須となります。現実的に3報はかなり厳しいといえます。東京農大の社会人入学の環境共生学専攻は2報ですが、社会人にはかなりハードで、社会人時代のベースが必要とも言えます。修士課程にはこのような条件がありません。
査読論文は、学会の二人の教授が審査しますが、だれかはわからない仕組み(ブラインドの場合が多い)です。基本的には、査読はよりよい論文を完成するための論文執筆者と査読者とのキャッチボールと認識しますが、なかなか簡単ではありません。

 

 

投稿者になかなか厳しい評価をする査読者もいれば、そうでない査読者もいるのではないかとか思います。査読の本質は、論文としてのテーマや考察が適切で、結論に至る論証がきちんとしているかなどが問われ、さらに文章表現などの適切さも基本的査定の条件になると思います。
この査読論文で、多くの院生は、博士課程の厳しさの1面を体験させられます。
判定は、学会誌の掲載可から、少しの修正で掲載可、大幅な修正が必要、掲載するには値しない、まで幅広く審査されます。掲載不可でなければ見直して、指摘部分について書き直したり、修正したりすれば、掲載の可能性は残されていますのでめげずに対応すればよいのですが、かなりの忍耐力は必要に思えます。

 

 

 

私は、学術的な文章作法が乏しく、査読者にご迷惑をかけたと反省もしますが、とにかくアクセプトされましたので次のステップには進めます。