パパ日記

テロワール-2 ブルゴーニュ≧オレゴン?

Pinotは、ニュージーランドや米国のオレゴンでも作られています。

しかし、これらの新興産地は歴史が浅く、20年を経たものはまだなかなか飲むことはできません。飲めたとしてもブルゴーニュにはかなわないだろうと考えていました。
ブルゴーニュのテロワールは、極めて重要と考えていましたので、自らをテロワール主義者と称していたのはこのような考えがあったからです。

 

 

 

 

米国のSonomaのRussian river valleyのBARHAM MENDELSOHNの2000年から2009年までのPinot10本をテースティングのため10年前に購入しました。
10年間熟成させ飲みました。
それほど高いワインではないのですが、年代を追えますのでテースティングには最適です。
昨日、最後の一本となった2003年を開けましたが、ボディはやや弱いものの熟成したブルゴーニュと区別がつきません。
このような経験は初めてで、昔のデリケートなブルゴーニュの味でした。
今が飲みごろで、これ以上長くは持たないと思いますが、よい風味であったことに間違いありません。

 

 

 

これは、わたしにとってはかなりショックなことで、ブルゴーニュのテロワール概念が崩れそうです。 もはや、比べるために2003年のグロフィエのボンヌ・マールを開けるしかないか?
同時に1990年代のブルゴーニュを何本か開けてみる必要がありそうです。
月島倉庫に出荷依頼しましょう。

 

 

 

 

大袈裟に言えば、 今回の出来事は、
ブルゴーニュのPinoは、米国のpinotに比べ有意差があるのか?ということです。
まさにブルゴーニュのテロワールの命運がかかっているといっても過言ではないでしょう。
やっぱり大袈裟か?