最近は、世界的にワイナリーをやりたい人は多く、それだけワインはアルコール飲料の王道であると感じさせます。
もちろん、非アルコール飲料の王様はコーヒーですよね。
ですから自家焙煎店も、2010年以降も増加しています。
千歳船橋(乗降客数58.000人/1日 )にも1店できましたし、私の知る限り、経堂(乗降客数78.000人/1日)には4店あります。
私鉄の沿線では、業態にもよりますが2店が限界でしょう。
まずは市場を見て、それから出店を考える方がよいでしょう。
乗降客数が4万人を超えれば、コーヒーショップチェーンは出店する可能性がありますので、千歳船橋にはドトールがあり、経堂にはエクセルシオーネ、タリーズがあります。
さてワイナリーですが、コッポラのワインなどは有名です。
娘の名前をとったスパークリングのロゼ「ソフィア」は価格も安く、イオンリカーだったか?3000円代で買えます。
また、フランスのドメーヌが、カリフォルニアやチリで、テロワールの同じような場所を探し、ワイナリーを開くことも多くみられます。
フランスの素晴らしいシャンパン・メゾンのルイ・ロデレールがカリフォルニアに作ったロデレール・エステートのスパークリングの「QUARTET」もばかにしていたら予想外にいい味でした。
作り方は同じですので、差はテロワールでしょうかね?以前はパークハイアットの「ニューヨーク・グリル」は「ルイ・ロデレール」を出していました。
先日、飲んで味が違うのでは?と言ったら、「クァルテット」になっていました。
シャンパン酵母の味が違うのか?微妙なニュアンスの違いというのは、「シャンパンの味がするか?しないか??」ということで、言葉で説明はできないですね。
この区別がつかなくなったら、安い発泡酒を飲むようにします。
最近は、日本でも、新たにワイナリーを開く人が増えていますので、ピノ・ノワールを植える事例も目立ちます。
しかし、ブルゴーニュとは根本的にテロワールが違いますので、よい味のものを作るには、まだまだ時間を要するでしょう。
今、「日本ワイン」ブームで売れますが、風味にはさらなる研鑽が必要です。
ソムリエが推薦するのはよいのですが、きちんと風味の違いも説明もしていかないと日本のワイン発展にはつながらないでしょう。
wineコンクールは多くあります。「日本ワインコンクール2018年」(実行委員会は山梨大学のワイン科学技術センター)には787 種エントリーされました。
甲州種ワインは、山梨県産が当然圧倒しましたが、秩父ワインの源作印・シュール・リー(白ワインの製法の一つで沈殿した酵母の澱のあるまま寝かす。日本の甲州種では白ワインの味が薄いので?こうするのかな?)が、金賞をとっているのが驚きでした。
2017年ビンテージが2018年のコンテス後に売り出されましたが、あっという間に売り切れました。
コーヒーもCOE(カップ・オフ・エクセレント。)というコンテストがあり、入賞豆はオークションで高騰します。
初期の2004年くらいまでは、夜中(時差がある)にビットして購入したこともありますが、その後は自社で良質の豆を選んできましたので参加はしていません。
もう、15年も参加していないということは、15年も継続して取引している農園が多くあるということも意味します。
いま、15年も購入しているタンザニアの「ブラックバーン農園」のフレンチを飲みながら書いています。
昨年、農園主のゲルケンさんに挨拶に行く予定でしたが、母の介護でキャンセルしました。この農園の豆は、堀口珈琲が購入する前は、スターバックスが買っていました。
長い付き合いで、お互いに歴史を刻んできました。
ワイナリーの起業は、かつての自家焙煎店のようなブームです。
長野の玉村さんのワイナリーの成功が最も大きな影響を与えたと思います。
いまや観光農園ワイナリーとしては大盛況です。
先日カルディに寄ったら、余市の自社ワイナリーのワインを販売していました。
個人レベルの小さなワイナリーも増えています。
発行2006年 たばこ総合研究センター発行
「談」というかなり難しい研究雑誌の別冊です。
編集者とは、狛江店のお客様として知り合いました。
2006年にワインとコーヒーをテーマに、玉村さんと対談しています。
つづく