HORIGUCHI COFFEE(ホリグチコーヒー)ネットショップ

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パパ日記

Green Beansの最近の記事

タンザニア

今年のブラックバーンは、「みかんヨーグルト」のような香味。

本来は、タンザニアでは稀有な 「しまった、キリリとした明確な酸」のあるコーヒーで
すが、今年は「やや穏やかな甘いミカンのような酸」ですね。
お楽しみください。

Flowering26-1-2006.JPG

ブラックバーン農園



最良の生産地

いいコーヒーはそのテロワール(微気候)、品種、栽培、精製などの
さまざまな工程を経て出来上がります。

2000年以降のスペシャルティコーヒーマーケットを切り開いたのは
1.グァテマラ・アンティグア産のコーヒー
2.エチオピア・イルガチェフェ産のコーヒー
3.ケニア・ニエリ産などのコーヒーと
いつも解説してきました。

そのほかに
4.スマトラ・リントン産のコーヒーがあります。
さらに付け加えるならば、5.イエメンのバニマタリもあります。
ともにそのテロワールに突出したものがあり
それがより個性的で複雑な香味を生み出しています。

これら以外にもいい産地はありますが、
上記は常に90点以上の香味を生み出す可能性を秘めた産地であり重要です。

さて昨日はイエメンの11-12をカッピングしました。
最近になって醗酵臭のないきれいな香味のイエメンが入手でき始めました。
バニマタリ、イスマイリ、ハラジ、ハイミなど様々な地域のコーヒーの中で
やはりバニマタリはきれいな酸がありいいコーヒーです。

日本で流通しているほぼ大部分のイエメンは状態のよくない香味ですので
違いをきちんと味わうのがいいでしょう。
酸はベリーやチェリー、コクはかすかにチョコらで、かすかにワイに―です。
この香味は世界の他の産地にはありません。
ウオッシュトの生産国がナチュラルの精製にトライし、少量優れた品質のものを作れた時に近い香味になりますが、やはり香味は異なります。
また手間がかかりすぎ量産はできません。
イエメンのテロワールは独特で、コーヒーの伝統的香味の原点ともいえるかもしれません。











南米産-2

モジアナ地域の「カショエイラ」は、昔一時期 少量使用したことがあります。

このロットは、昨年のSCAJの展示会期間中にBSCA(ブラジルスペシャルティコーヒー協会)の
主催したカッピング会に出品されたものです。
数十のサンプルの中から私と若林が選んだものです。

メインで使用する商品としてではなく、「いいものがあれば買う」というスタンスで臨んだもので
このロットを選びました。

ブラジルは、セラード、スルデミナス、カルモデミナス、バイヤ、パラナなど各地域の豆を購入していますので産地開拓の一環でもあります。
堀口珈琲は常に新しい産地、新たな生産者を探しています。

したがって、やたら多くの豆を実験的に購入し使用していきますので
スペシャルティコーヒーの購入種類と量において突出しているかもしれません。

今日もケニアの最後のカッピングが控え、エチオピアのイルガチェフェやコロンビアなどの
セレクトが急務の状態となっています。
この時期上原店は対外折衝が大変になってきています。





南米産

今年はペルーに続きボリビアも販売しました。
かつてはあまりいい豆がなかったのですが、最近は農家単位でいいものに接する機会が
出てきました。インフラが整備されつつあることもあるのでしょうね。

11-12のペルー(終了)やボリビアはいいですね。
しかし、あくまで少量のスポット商品です。
通年販売する量を買うには、毎年の品質や香味を追いかけないとまだまだリスクが大きいです。来年はも少し購入するかもしれ、ません。
少しづつ品質確認しながら、生産地域の状態や農協の取り組みなどを把握つつ拡大していく方向で対応しています。

(南米ではありませんが、ドミニカの「ペペ農園」は初め30袋(60k)からスタートし、次年は60袋そして今年は90袋となります。初年度は「大穴」、次年度は「宝くじに当たった」くらいのいいコーヒーで、今年はどうでしょうか?3年目もよければ、次は全量買うかもしれませんね。生産地のテロワール、生産者の品質に対する意識の高さなどが3年くらいで確認されていきます。)
こうして実験的なトライをして新しい生産地や生産者を見つけていきます。

今年は南米コロンビアの南部地域の産地開発にとりかかっています。
まずは特殊なSLで楽しんでください。
堀口珈琲がセレクトしたトリマ、ウイラ、ナリーニョ地域などの多様なコロンビアを、今後皆様にご案内します。




イエメン-2

21年前に開店した際のメインブレンドは
「まろやか」「さわやか」「味わい」「深いり」の4種でした。
このような味のニュアンスを伝えるネーミングは画期的で、私が初めて行いました。
当時のお客様には衝撃的でした。
今ではなつかしい思い出です。

「まろやか」ブレンドはイエメンを使用したブレンドです。
イエメンは昔から価格が高いにも関わらずその品質の安定性がなく苦労しました。
これはモカブレンドを意味します。
(モカはイエメンの繁栄した港町でしたが今ではさびれた港の様です。 
イエメンをミディアムローストにして他の豆とブレンドしています。
イエメンをフルシティにしたブレンドはグルメブレンド(少し安易なネーミングでしたのでやや反省しています)ですがたまにつくります。

とにかく開業時から、イエメンは重要産地であった訳です。
20年の歳月の中でやっと本質的な香味に出会えたと感じています。
本質とは新鮮な生豆ですね。これはイエメンではトテモむずかしいことでした。
やはり執念みたいなもの=各産地に対し香味の理想のイメージのようなもの=これは人から教わるようなものではなく経験から推測する香味の感覚があるので、
いいものに遭遇した時にその出会いを見逃さないようにしています。
それでいいイエメンを獲得できたと思います。

現在、日本で流通しているモカブレンドの多くは、イエメンの生豆が高いためか?
安いエチオピアのナチュラルを使用していると推測します。

yemen_Meal.jpg
イエメンの食事の様子。


イエメン

イエメンに思い込みのあるコーヒー関係者や愛好家は、年齢の高い方たちでしょう。
カリブ海のコーヒーもそうですね。カリブの島々では20年以上前は何とかいいコーヒがたまに見られましたがでいまはコーヒー産業が衰退しつつあります。

したがって、若いコーヒー関係者はこれらの地のコーヒーを理解していないでしょう。
ですから 堀口珈琲はこれらの産地にも目を向け、ここ何年かで開発してきました。

イエメンは、エチオピアと並びコーヒーの歴史のある産地です。
ともにモカと呼ばれ、ナチュラルの精製が基本でした。

しかし、エチオピア、イエメンともにその品質はあまりよくなく、エチオピアのナチュラルはグレード4かグレード5の欠点の多い豆が主流で価格も安めです。
モカマタリとしてこれまで流通していた豆は、逆に品質が良くないにも関わらず価格が高く
その理由はよくわかりません。

それでもこれらの豆を、日本のコーヒー業界はモカとして販売してきました。
これらのコーヒーには、明らかにダメージの香味も含まれていましたが、日本は世界に誇る発酵食品の開発国ですので日本人はこの醗酵したかのような香味に慣れてしまったのでしょう。
モカと名がつくと売れてしまうようです。(モカはイエメンにあった昔の積み出し港)

エチオピアは、ナチュラルだけではなくウオッシュトの精製も開発し、欠点の少ないグレード1やグレード2のコーヒーも誕生しました。イルガチェフェなどは果実の香りが高い優れたウオッシュトコーヒーとなります。堀口珈琲は現在このエチオピアの最高級品を販売しています。

堀口珈琲では、エチオピアのナチュラルは品質が突出していなければ販売しません。
かつてミスティバレーを販売しましたが、それがグレード1のナチュラルでいまでは幻のコーヒーです。いまだに多くのエチオピアコーヒー愛好者にミスティバレーは?と聞かれます。
今はエチオピアのオークションシステムの変更で、作ってもらっても他の豆と混ぜられてしまうためやむなくやめています。

イエメンも品質の良いものであれば販売しますが、なかなかいいものには巡り会えません。
しかし、ここ2~3年の産地開発の中で、イエメンとしては例外的ともいえるトレサビリティのわかるコーヒーの入手が可能となりました。

それが販売中の「バニマタリ」です。
ナチュラルであるにも関わらず欠点が少なく、品質コントロールされた稀有な豆です。
多くのイエメンは、その生豆鮮度が低下していますが、バニマタリにはそれがありません。
当然生豆価格も通常日本で流通しているモカマタリといわれている生産履歴の曖昧なコーヒーに比べかなり高くなります。

イエメンは、特殊な砂漠のようなところにコーヒーが植えられていますが、地下には伏流水がながれているようです。
昔からの古い品種、独特の地形、土壌、気候風土などが極めて稀有な風味を生み出します。
この本物のイエメンの香味は、他の生産国では体験できないものですので是非ともお試しください。

yemen_BaniMatarFarm2.jpg

「バニマタリ」を より味わう方法
こうしなければいけないわけではありませんが.......
豆で購入した場合はできればできれば常温で保管してみてください。
この場合3週間以内程度で消費してください。(それ以上の場合は冷凍庫で)。
粉の場合はすぐに冷凍庫で保管ください。
ローストした新鮮なものをお届けしますが、数日常温で置いた方がより風味を体験できます。

1.生豆が比較的新鮮で濁り感や雑味が少ない
2.未熟や醗酵豆の混入が少なく醗酵臭がない
3.赤ワインのような風味がある
4.ブラックベリーのような果実の風味がある

このイエメンを使用したミディアムローストベースのブレンドが「まろやかブレンド」です。
今回の「バニマタリ」ストレートはやや深めのローストです。

マンデリンファンの次に、ケニアファン、そしてイエメンファンも増えることを期待しつつ
本物のイエメンが飲めるよう というより私が飲みたいので イエメンの産を開拓を継続します。










コロンビアの香味-4

やっと文章が 今販売中のコロンビアのSLにたどり着きました。

SLはブルボンの選抜種でケニアに植えられているものです。コロンビアにはない品種ですが今回ごく少量確保しました。コロンビアにはブルボンは極めて少なく、オズワルド農園に植わっているのものが代表的かもしれません。

このSLがコロンビアの地に適応するのかまだよくわかりませんが、試さないと何もわからないので購入しました。皆様もお試しください。

コロンビアコーヒーの香味のイメージは、酸と優れたコクのバランスの良さです。
緯度、地形、土壌などから推測しコロンビアのコクこそ世界に誇れるものとの考えで20年コロンビアを追いかけてきましたが、幻に終わらないことを祈るのみです。
最近はいいコロンビアに少しずつ遭遇し始めています。

コロンビアコーヒーは、酸ももちろんですが「コク=ボディのコーヒー」だと思います。
ボディ感が5段階でどのくらいか、ミディアムかフルボディかといった見方も重要です。
このSLはコクがありますね。4/5くらいのコクでしょうか.....。
粘性がありますね。今少し酸があるとかなり高いレベルのコーヒーになるのではないでしょうか.....。







コロンビアの香味-3

コロンビアの優れた香味を追求していくとある一つの香味にたどり着きます。
コロンビアコーヒーの香味の中にケニアの酸とコクの華やかさを体験することが多くなりました。
ただし小さな単位のコーヒーの中にしか発見できません。
この香味は多くの消費国は評価をするでしょう。
ただしごくわずかですのでまだ世界中のコーヒー関係者でも体験者はあまりいないでしょう。

しかし、これは優れたコロンビアコーヒーの一側面であり、ティピカの優れた香味、マイルドで酸とバランスの優れた香味などもあり、その全体像の把握には今少し時間がかかりそうです。

今年はコロンビアの地域、地区のコーヒーを多くカップしたいと考えています。



コロンビアの香味-2

スペシャルティコーヒーのムーブ香味を追求するエクスポーターはメントが10年前からあったにも関わらず、この地は産地が広すぎ香味が把握しきれないままです。

コロンビアの香味の探求の扉が開かれたのにはいくつかの理由があります。

これまでスターバックスはナリーニョ産のコーヒーをほぼ独占していましたが、少し買いを控えたことが契機になっていると推測しています。
コロンビア産南部を代表するナリーニョのコーヒーもいいものが少しエクスポーターを通し流通するようになりました。

また、年間10袋(70K)程度の小農家の豆をカッピングし、いいものをセレクトして販売するような
香味を追求するエクスポーターも出てきています。

さらには堀口珈琲のように、特定の産地や地区や農園を指定して生豆のリクエストをする会社も生まれ始めたことなども考えられます。

2011年に入りそのような先進的かつ複合的な動きが さコロンビアの香味の可能性の扉をこじ開けることになるでしょう。



コロンビアの香味

今 世界中でもっともわかりにくいのがコロンビアコーヒーの香味です。
このように言うとFNCやコロンビア関係者は、「それだけ香味の多様性がある」と返事します。

えっと思われるかもしれませんが......この産地はトテモ厄介です。
コロンビアは20年間追いかけてきましたが、今やっとその香味の確認の扉が開かれたくらいの感じでしょうか?世界中の消費国のコーヒーのプロもその香味を把握できいていないでしょう。

大雑把な香味はわかるでしょうが、地域ごとの香味はまだ視界不良です。
南北に連なる産地、カツーラ、バリエダ、ティピカなどの品種の混在が香味をわかりにくくしています。また小農家が多く、安定した香味ができなかったりします。
また地区や地域のコーヒーの混ざり具合なども影響し、安定した香味のものがないからです。

堀口珈琲では「オズワルド農園」のティピカ、タママウンテンという農園や小さな地域限定のコーヒーを継続使用し香味の安定をはかってきました。
しかし、そのほかに中部、南部のいいコーヒーを探すとなるとかなり厄介ですね。
みなスプレモやエクセルソで流通していましたからね。
カウカ、ウイラ、トリマ、ナリーニョなどの産地の本質的香味は日本ではまだまだ把握できない状態です。

そこで堀口珈琲は、今年は新たにこの地のコーヒーの香味の探求にチャレンジしていくつもりです。


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プロフィール

スペシャルティコーヒーのパイオニア「珈琲工房HORIGUCHI(ホリグチコーヒー)」代表・堀口俊英のブログです。
新入荷豆の情報や、日々の活動をお伝えします。

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