パパ日記

テースティング会結果-1

ブラジルは、その香味の多様性が理解できよかったですね。

久しぶりに85点以上の品揃えができうれしいです。
カルモ・デ・ミナス地域のN・Sカルモは初期のころの素晴らしさが復活しました。
ここ2~3年生産サイドにクレームをしてきましたが、やっと結実したのでしょうか。
フレグランスからよく、明るい酸がありこの地のブラジルの個性が明確に出ています。
同じ地域の豆を使用している米国の某社の豆と比べてもらうと、堀口珈琲のコーヒーの
すごさを理解していただけると思います。
カショエイラは、明るい酸の中にしっかりとしたコクがあり見事です。
ダテラの堀口仕様ブルボンも、柔らかな酸とコクのバランスがよく、安定した香味です。
突出したものはありませんが、セラード地域のブラジルとしては優れています。
同じセラード地域のマカウバ・デ・シーマのブルボンのナチュラルも、クリーンで今年の出来の良さを感じます。
カリフォルニア農園のオバタンはナッツの風味そのものでしたね。
この品種はこの香味と決めつけるのは早計です。
微妙なローストの違いで多様な香味が出ますので不思議な品種です。