2002年に栽培、精製と風味の関係を研究したく堀口珈琲研究所を立ち上げましたが、スペシャルティコーヒー革命期にあたり、仕事に忙殺され、十分な活動ができませんでした。今般、大学院を卒業し、新たに、堀口珈琲研究所を準備中です。
コーヒーの風味は生豆の品質に影響を受けます。生豆の品質は、生産地のテロワール、品種、栽培、精製、選別、梱包材質、輸送方法、保管方法などによりどのような影響を受けるかについて、できるだけ明らかにしようと考えています。生豆の欠点豆評価、官能評価以外にも理化学的な数値による評価を通し、生豆の品質を明らかにしていくことを目的としています。
コーヒーの品質、風味が正しく評価され、品質に見合う適切な価格の市場が形成されることが、生産者の生産意欲に寄与し、最終的にコーヒー産業の維持につながると考えています。
セミナー
これまで、成城学園のセミナーハウス及びその他で多くのセミナーを行ってきました。過去17年間で、受講者の延べ人数は優に2万人を超えています。今後は、無理しない範囲で、新しいセミナーを開発、実施して行きたいと考えています。7月から実施したいと準備中です。
抽出:抽出初級、中級、上級を想定し、ペーパーからネルドリップ、フレンチプレス、コーヒーエキスの抽出まで幅広く行います。
pH計、Brix計などを使用し、適切な抽出方法を検討し、抽出液のおいしさを探ります。
テースティング:テースティング初級、中級、上級を想定し、スキルアップを図ります。コーヒーの基本の味は何か?をベースに考えていきます。理化学的な指標も参考に、新しい評価基準を提案しつつテースティングを行います。自分自身の勉強も兼ねて行います。
味覚トレーニング:実施は少し先になりますが、「5味の味覚テスト」、「有機酸の官能テスト」、「香りのテスト」など幅広く実施したいと考えています。
開業セミナー:現時点では未定ですが、いずれ行います。経済、社会状況の変化は著しく、まずはスキルアップ、自己啓発の道筋をガイドします。しかし、同時に開業には向き不向きもあることもお伝えします。
出版
これまで10冊の本を出版してきましたが、ここ10年間何も書いていません。
そこで、今年から来年にかけ、過去30年間で学んだことを書きたいと考えています。一般的な実用書は、多く出版されていますので、やや専門的な内容になると思います。今年から来年にかけて2冊出せればと考えています。
研究生
東京農業大学の食品科学の研究室には、研究生として在籍していますので、何らかの研究はする予定です。農大のオープンカレッジも担当し、また実習授業のお手伝いもしていますので、コーヒーの楽しさは伝えていきたいと考えています。
その他
その他、ご要望があれば出張して、セミナー、講演なども行いますので、お問い合わせいただければと思います。
堀口珈琲研究所
東京都世田谷区船橋1-9-10~2F
papa@kohikobo.co.jp
堀口俊英(博士)090-3592-2389 128,16:1