当社のローストに関しては、ロースト担当が担当しています。
私は、「微妙に違う」とか「2秒早い」とか注文をつけるのが仕事です。
しかし、ロースト担当のスキルが高くともブレンドコーヒーの香味を1年間安定して提供することは至難のわざとなります。
生豆の状態の変化や欠品により、配合を修正します。
1年中出来るだけブレを少なくするようにするのがロースト担当の腕の見せ所です。
私は、テースティング会を主催していますので、そのローストを行います。
また、ビーンズショップの開業者のためにローストトレーニングを行いますので、そこでローストの微細な感覚を維持しています。
トレーニングの際の焙煎機は同じなのですがなのですが、設置状態などにより
香味が違ってしまいます。ですから以外に厄介で、その時々で真剣勝負です。
しかし、各店同じ豆を使用し、同じ焙煎機を使用しても微妙に香味が変わるところが面白いといえば面白いところです。
主にはダクトの設置の仕方などによる排気量の差などに起因しますが、
ロースト時間を1分早くするか、遅くするか?
排気ダンパーの操作をどうするか?
火力の調整をどうするか?
即時に判断しなければなりません。
とにかく初心者が安心して操作しやすい最良の方法を2日間で見出さなければなりません。
したがって毎回味をチェックしながらローストを繰り返します。