パパ日記

テースティングセミナーの目的

セミナー申込ウェブサイトのURLは次のとおりです。
http://coffee-seminar.com/

抽出と焙煎が素晴らしくとも、その風味をきちんと理解する必要があります。

最終的には、「抽出液に対し、その良し悪しを自分で判断できるスキルを身に着けること」が必要になるでしょう。その意味で、生豆や焙煎の知識、テースティングの方法を身に着けることが必要になり、さらに味覚の開発が重要になります。


 ワインを味わうには、ぶどうの栽培から醸造の知識は必要になります。
いきなり「ロマネコンティ」の風味は理解できません。ブルゴーニュの様々なワインを「地域」「村」「クレマ(村の中の区画)」「生産者」と絞り込み、また「1級」、「特級」と順に飲み込んでいった結果として初めてその風味の偉大さを理解することができるのだと思います。


コーヒーも同じように、初めてケニアを飲んだときの「レモンやパッションフルーツやアンズのような強い酸味」は、生産地のテロワールや精製工程による影響が大きいと考えられ、中米諸国産やコロンビア産などのコーヒーの「柑橘果実の酸味」を体験して、初めてその素晴らしさを理解できます。


コーヒーの風味を理解するためには、コーヒーを評価する基準をきちんと学習する必要があります。コーヒーのおいしさは、「濁りのないクリーンさ」をベースとし、「クエン酸を中心に構成された有機酸の生み出すおいしさ」と「脂質や糖質、アミノ酸などが生み出すと推測される柔らかな舌触りであるコクと甘味」が香味を構成し、さらにが「カフェインや褐色色素の苦味」が加わり、「香り」とともに複雑な風味が生み出すと考えられます。

まずは、「初級編」でSPとCOの風味の違を通して、評価するポイントを探ります。



そして、中級編では、風味を構成する「香り」「酸味」「コク」「クリーン」「甘味」の評価基準を学習して、できるだけ客観性をもって評価していくトレーニングとなります。


中級編の前には、酸味の強弱の、コクの味の味方など様々な初級編を行い、嗅覚と味覚とテクスチャーのトレーニングも行います。