パパ日記

テースティング中級結果

セミナーサイト  https://reserva.be/coffeeseminar

市場で流通している豆の中でよいと思われる生豆をランダムに入手し、パナソニックで焙煎し、テースティングしました。
今回は、当社のコーヒーではありません。


はじめからSPといってもらえれば比較的判断がしやすいのですが、生産地も伏せ全くのブラインドで行いましたので難しかったと思います。特に、この時期は生豆の鮮度状態が落ち始めてきますので、評価が難しいと思います。
但し、本当によい生豆は、この時期でも素晴らしい風味を保ちますので、評価にはそのあたりの経験も必要になると思います。

2020.12.19-20テースティング中級


評価の判断を酸の有無、クリーンさ、甘味などに集中して、この風味であればよい豆との判断ができるようになるには訓練が必要です。
そのためのトレーニングとしてはいい方法だと思います。
scoreは私の個人的なものです。35点がSCAの80点に相当します。

コロンビア・ウイラは、SPとCOの境目の風味で、最も評価が難しいと思います。この試料ではCOにしました。

ブラジル・セラードは、生豆の鮮度がやや落ちて、アーシーで濁りが目立ちます。残念ながら、コクも落ちています。

グァテマラ・アンティグアは、酸とコクのバランスがよいものの、やや濁り感が生じていますので、入港時のよい状態からやや落ちていると判断します

タンザニア・西部は、生豆が劣化し、枯れた草の味が強く出ています。

コスタリカ・タラズは、明確な酸、コクもありよいコーヒーと判断しました。
特にアフターテーストに甘味を感じました。

エチオピア・イルガチェフェは、香り高く、華やかで、クリーンでよい風味です。

インドネシア・スラウェシ島は、ハーブ、草の風味があり、やや濁り感があるもののまだよい状態を保っています。