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Sudan Rumは、エチオピア国境に近いスーダン南東部にあるボマ高原で生まれたコーヒー品種といわれます。「高品質」な遺伝子の供給源としてハイブリッド種の開発に使用されてきています。但し、収量が少ないため、植えられることはほとんどなく、一般的な流通はしていません。
遺伝子の提供源として生き続けているのは、病気に対する中程度の耐性や高い官能的に良い品質とされているからでしょう。 ケニアのBatianなどのハイブリッド種には、このSudan rumの遺伝子が含まれています。
グラフはコロンビア産のSudan RumのWashedとNaturalの精製の豆を味覚センサーにかけたものです。多くの場合、酸味はWashedの方が強く、コクはNaturalの方がある傾向が見られますが、当該試料もその傾向が見られます。
Sudan Rumに限らず、このような特殊な品種やあまりに特殊な精製で作られた豆がコンテストなどで入賞し、それをコーヒー選手権で使用する事例も見られます。しかし、多くの場合体験できませんので、あまりよい傾向とは思えません。
Sudan Rumは、品種開発用の品種という印象です。