'BLEND'OGRAPHY

Library Blend

Library Blend

Released:2021.10.01 – 10.31

Categoly:COLLABORATION

Concept:resonance – 共振 –

Artists:Haruka Shin

 

2021年10月1日にオープンした早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)のカフェ「オレンジキャット(橙子猫-ORANGE CAT-)」とコラボレーションして創作したオリジナルブレンドです。

 

CONCEPT
ブレンドコンセプト


 

今回のブレンドコンセプトは【resonance“共振”】というテーマで創作しました。

異なる要素を掛け合わせたときにおこる相乗。

少し抽象的ですが、響きや振動が連動して伝わっていく様をイメージし “発散的なのに調和しながら広がっていく”不思議な一体感を感じさせるような味わいを表現しました。

華やかで甘い香り。クリーンかつ滑らかな質感。ほのかに差し込むハーブのような涼感。柑橘の果物、カカオやほんのりスパイシーなニュアンスを感じさせる複雑な風味。その複雑な風味が口内の隅々まで響き渡った後は、うっとりするような甘苦い余韻が残ります。

今回のブレンドは紹介文にもあるように、村上春樹ライブラリーカフェ様からのご依頼で創作しています。
実際に場所を訪れ、カフェのコンセプトも咀嚼しつつ、氏の作品からごく個人的に感じるエッセンスも少し取り入れながら、「文学や音楽」「空間」「人」などの数ある要素が“共振”していき、そこに流れる時間をより心地よいものにできるように、という想いを込めてブレンドを創りました。皆さまが普段過ごす生活の中でも、読書をするとき、音楽を聴くとき、友人と語り合うとき……、そんなゆるやかに流れる時間をいつもより少しだけ深みのあるものにするような、【resonance“共振”】を起こす和音の一部として、このコーヒーがお手伝いすることができればこの上なく嬉しく思います。

 

 

WORK
ブレンドができるまで


 

「クリーン、濃厚、華やか、バランス」

ニュークロップのサンタカタリーナ農園が到着しカッピングをしたとき、そんなことを思いました。近年の中で最も良い出来栄えに、驚きと盛大な安心を感じて、今回のブレンドの主軸に据えています。そこに力強く華やかなラ・クンブレ農園、そして複雑な風味と涼感伴う強い甘さが特徴なオナンガンジャンを組み合わせています。

全く異なる個性をもつ素材たちですが、不思議と一体感が感じ得られるように風味の共通点には目を光らせて【resonance“共振”】というコンセプトイメージが出来るだけ伝わるようにと配合を作成しました。

どこか定番ブレンド#6「WINEY & VELVETY」のような複雑さ、#7「BITTERSWEET & FULL-BODIED」のような甘苦さ、#8「STOUT & WILD」のような華やかさを感じさせます。

 

 

MATERIALS
素材のご紹介


 

1、グァテマラ「サンタカタリーナ農園」

華やかな香りにキャラメルのようなしっかりとした甘さ。クリーンカップが素晴らしく、濃縮感を感じさせつつも上品さを存分に感じさせる重たすぎない味わいです。サンタカタリーナ農園を主軸に据えたことでブレンドに重要な“調和”を感じさせています。

 

2、コロンビア「ラ・クンブレ農園」

近年取り扱っているナリーニョエリアのコーヒーの中でも華やかさと力強さをバランス良く感じられる稀有な味わいです。濃厚かつ華やか。力強さも感じさせるこのコーヒーは、このブレンドを品よく、発散的な味わいにする役割を担っています。

 

3、インドネシア「マンデリン“オナンガンジャン”」

若草を思わせる清涼な香りとしっかりとしたボディ。南国果実を思わせる甘い風味、ほのかに感じさせるスパイシーなニュアンスと長く続く甘い余韻が特徴です。アクセントの役割を果たしそうな素材ですが、複雑な風味と濃厚な質感で不思議な一体感を醸し出しています。