パパ日記

コーヒー抽出液の成分と風味のチェックポイント(テイスティング)

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コーヒーの抽出は、多孔質(コロイド状)の内壁に①湯を浸透させ、②成分(水溶性の可溶物・全体の25%)の一部を溶解し、③浸出させ、④ろ過することです。

 

抽出されたコーヒーの液体には、水溶性植物繊維(炭水化物)0.7g、タンパク質0.2g(うちアミノ酸のアスパラギン酸、アラニンが微量)、灰分が0.2g、脂肪酸が0.02g、その他タンニンが0.25g、カフェインが0.06g、微量の有機酸(クエン酸他)、微量のアミノ酸(アスパラギン酸他)、メイラード化合物(褐色色素他)、クロロゲン酸などが含まれます。脂質は、水には溶けませんので主に残渣に含まれます。

 

この抽出液の風味は、それらの成分が混然一体となって生まれます。
それでは、この風味をどのように判断していけばよいでしょうか?
そのチェックポイントの第一段階をお教えします。

1)抽出された液体の香りを嗅いでください。よいコーヒーは香りがしますが、多くのコーヒーは香りが立ち上ることがありません。

2)抽出された液体に軽やかな感覚があるか、どっしり重いかを比較してください。焙煎仕立ての新鮮なコーヒーであれば、どのような焙煎であっても軽やかです。

3)抽出された液体がきれいか確認してください。クリーンな感覚を感じ取れれば欠点豆の混入がないよいコーヒーです。多くのコーヒーには濁り感があります。

このあたりが、スぺシャルティコーヒーとコマーシャルコーヒーの違いですが、
さらに、より具体的な風味差についてはそのうち………………..。