パパ日記

11月テイスティング中級 エクアドルの結果その2

https://reserva.be/coffeeseminar
コーヒーセミナー

エクアドルの日曜日のセカンドセッションです。
SCA方式の85点と10点法の40点で相関性があります。

味覚センサーと官能評価の相関性

  SCA 10点 n=16 堀口
Honey+Anaerobic

Honey6種のみ

0.2992

0.2719

0.2719

0.5206

0.6830

0.7606

中級参加者の平均の点数がやや低く、またSCAはやや高い印象で、評価にバラつきを感じました。
そのためか、味覚センサーと官能評価に相関性が見られませんでした。
評価が難しく、評価にバラつきがみられた可能性があります。
そのため、本来であれば、統計上は標準偏差(もしくは標準誤差)を出す必要があります。

たまたま、私個人のスコアと味覚センサーの数値には相関性がありますが、
味覚センサーの精度の問題性もあるかもしれません。
そのため、センサーのデータの蓄積をしていますので、いずれ精査できると思います。

 

エクアドル Honey・Anaerobic 2021-21Crop

sample pH 標高 SCA 堀口 n=16  
Geisha honey 4.9 1.720  90.25 40 39.5 オレンジ、アンズ、コク弱め
Typica honey 4.9 2.100 89.57 42 37.5 Mejorado フレグランス、甘味、黒ブドウ
Typica honey 4.8 1.500 87.71 42 36.2 フレグランス、ソフト、甘味
Bourbon honey 4.8 1.700 87.46 41 36.3 sidraコク、オレンジ、複雑、
Sidra 4.9 1.200 87.79 41 38.8 オレンジ、フローラル White honey
Typica 4.9 1.200 87,71 37 38.2 Mejorade 草、雑味 Honey
Catucai 4.9 1.200 88.64 37 39.5 ジャスミン、薬品臭 Carbonic maseration
Typica 4.8 1.450 91.04 42 41.5 Sidra 明るい、甘味、クリーン anaerobic

このティピカ種のアナエロは、できがよいと感じました。
しかし、Anaerobicは、テロワールや品種という概念を結果として否定することになりますので、
コーヒー本来の風味をわからなくする方向に向かってしまいます。
また、2次加工品になりますので、何らかの表示義務や規制が必要に思います。