パパ日記

早朝散歩とコーヒーの品質格差

https://reserva.be/coffeeseminar
コーヒーセミナー

貧血後早朝に20~40分あるきつつ体力の回復を図っています。
呼吸が乱れないようになりつつあり、1月からは循環器に負荷をっけ、ジョッキングができるようにし、
無理せず、3月にはテニスに復帰したいと考えています。

早朝の6時半には様々な場所でラジオ体操が行われています。
世田谷の馬事公苑前の広場には50人ほどの人が集まります。

気分を変えるため、さまざまないき、7時以降の開店の店に入ることもあります。
ドトール、スタバ、武蔵野珈琲、マック、デニーズその他に入り、コーヒーとモーニングメニューを試食しました。


これで200円。ビックリ。
ディスカウントばかりになると、日本が滅ぶと感じてしまいました。
話が変わりますが、日本沈没は、「おかしいでしょう」という突っ込みどころが満載の珍しいドラマですね。
セミナーで説明します。

コーヒーはスペシャルティコーヒー(SP)からコモディティ(CO:コマーシャル)コーヒーまでかなりの格差が生じているように感じます。

生豆価格と風味の観点からみれば、SPは3極化しています。
現状のSCA方式の評価基準でいえば、99%は90~84点のSPで、残りの1%が85点以上で、
90点以上は例外的と推測します。
但し、90点の評価基準を下げればこの比率は変動します。
異論があるかもしれませんが、個人的にはそのような印象です。

オークションなどで点数が高いものが見られますが、オークションの性格上やや高い点数になりますし、
そもそも、その量は、生豆の中ではあまりに微量で、統計的にカウントできる量はありません。

SCAJの市場調査では、SPは生豆輸入換算で12%程度となっています。
これは生豆輸入会社、及びロースターなどへの聞き取りから算出しています。

しかし、生豆価格やSCA評価の観点からいえば、また異なる数値になると考えられます。

一方、COにもかなりの幅があり、一般的に、比較的よものはハイコマーシャルなどと呼ばれますが、
ロブスタ種の生産比率が40%を占める現在、COも3極化しています。
というより、全体的にCOの品質が低下しているといえるかもしれません。

そのため、日本市場でのコーヒーの風味は劣悪化の方向にあります。
デフレ下での価格競争は激しく、品質低下したコーヒーの流通量は拡大しています。
極端な場合、泥水のようなコーヒーさえ多くあり、日本のCOの風味は20年前に比べ低下しているといえるでしょう。

以前は、ロースターもここまでひどいコーヒーを喫茶店やレストランに卸すことはありませんでしたが、
業務用コーヒーの価格競争が激しく、ここ10年の風味の低下は、コーヒー離れを招くのではないかと危惧してしまいます。これは、コーヒーを卸すロースターだけの責任ではなく。コーヒーを安い仕入れ商品としてしか見ない消費する会社や店にも席にも責任があると考えます。

ただでさえ、気候変動でコーヒー生産が危ぶまれる中、消費国での低品質COの価格競争は、コーヒー生産現場を疲弊させます。但し、現在のCOの先物価格は高めになっていますので、生産サイドにはよい側面もありますが、消費国では値上げできずに、品質を落とす方向に行き、コーヒーがまずくする可能性も否定できません。