パパ日記

味覚センサーで2020年と2021年収穫のコーヒー品種を比較した

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コーヒーセミナー

今年1年間は、各生産国のオークションロットを試料として、テイスティング中級編で評価してきました。
この官能評価結果と味覚センサーの結果との相関性についてデータを蓄積してきました。

最終的には、SCA方式に代わる新しい簡易的な5項目10点法の官能評価表を作成するためです。
SCA方式と10点法の点数の相関性はとれていますので、後は理化学的な数値による裏付けを明確にしていくことです。

また、Naturalの精製の場合の評価基準と酸味の弱いBrazilの評価基準も作成したいところですが、まだWashed用で手一杯です。

グラフは、Brazilの特殊な品種を味覚センサーにかけた結果です。
グラフは強度を示します。
5種の豆が2020年と2021年と同じ品種ですが、結果は異なり、官能評価も異なります。
2020年の方が、グラフは低いのですが官能評価はよかったと判断しています。
Washedであれば、強度のある方が風味が明確な側面はありますが、この試料のようなNatural(Anaerobic)の場合は
質的側面の考慮が必要で、官能的な側面も加味してみる必要もあります。

 

この図から言えることはAraraは酸の強い品種であることくらいです。
それ以外は、官能評価と照らし合わせ考察して行きます。
何が読み取れるか?探していくことになります。

来年、どこかの学会で発表はします。
論文も書きたいところですが、厄介なのでどうするか?