パパ日記

八丁堀

八丁堀は時代劇によく出てくる地名です。
今ここはオフィス街で日比谷線とJRが交差しかなり広いエリアとなっています。
銀座にも近いのですが商業地域ではなく、山の手に住んでいるとこのあたりには足を踏み入れることがありません。
早稲田のオープンカレッジはこの地にあり、昨晩講義しました。
参加者の皆様、120分は長かったかもしれませんね。お疲れさま。

東京の場合、昔は山の手と下町は生活が分かれていて行き来することは少なかったものです。山の手育ちの私には湯島や根津などは未知の世界でした。
その山の手も東京の発展とともに拡大し、山手線の内側から、さらに山手通り(環状6号)あたりまで広がり、さらには世田谷(環状7~8号)あたりまで広がって呼ばれるようになっています。

そして、下町もここ20年くらいの浅草の観光ブーム、散策コースさらにはスカイタワーなどの建築で大きく脚光を浴びるようになりました。

情報が多くなり、交通機関も発展し、山の手と下町の垣根がなくなりつつあるように感じます。

昔の山の手は、(昭和の時代ですが私の育った渋谷区の上原でも)下町同様隣近所との付き合いがあり、鍵をかけなくても安全な町でした。
今ではマンションの居住者が表札を出さないのがあたりまえになり、それだけ物騒になったということなのか?奇異に感じます。

上原店にこられた際に時間のあるときは、近くに駒場の近代文学界や東京大学がありますので散策されるといいでしょう。