たのしいコーヒー

コーヒー産地ルワンダってこんな国!

コーヒー産地ルワンダってこんな国!

目次


  1. 1.ルワンダの基本情報
  2. 2.首都キガリ ‐治安が良くて、キレイな街‐
  3. 3.千の丘を持つ国
  4. 4.めざましい経済発展とコーヒー生産
  5. 5.コーヒー産地としてのルワンダ
  6. 6.堀口珈琲とルワンダ

 

2022年、堀口珈琲が総力を上げてプッシュしていくルワンダのコーヒー
おいしいコーヒーの紹介はもちろん、さまざまな企画を通じてルワンダの魅力をお届けしていきますのでどうぞご期待ください!

まずはルワンダを身近に感じていただきたく、ルワンダがどのような国なのか、当社スタッフが産地訪問した際の写真とともにご紹介していきたいと思います!

 

ルワンダの基本情報


 

<地理>
最初に、アフリカの地図からご覧いただきましょう。
ルワンダは東アフリカに位置する内陸国で、西にコンゴ民主共和国、北にウガンダ、東にタンザニア、南にブルンジと国境を接しています。
堀口珈琲が扱う主なアフリカのコーヒー生産国との位置関係はこんな感じです。

エチオピア、ケニア、タンザニアといったアフリカのコーヒー生産国と比べると、ルワンダは小さな国であることがお分かりいただけると思います。
ギリギリ南半球に位置し、面積は2.63万平方キロメートル、人口は1,263万人(2019年)。日本と比べると、面積は四国地方の約1.5倍、人口は東京都に近い数字です。人口密度は日本よりも高く、アフリカで2位、世界でも韓国に次いで10位の高さです。
日本からの直行便はありません。多くはドバイやエチオピアを経由することになります。便によっては20時間を超える移動になりますので、簡単に訪問できる国ではありませんね。時差は日本-7時間です。

<言語>
公用語はキニャルワンダ語、英語、フランス語、スワヒリ語の計4つ。
基本的に現地の方同士の会話はキニャルワンダ語で行われています。フランス語は元々ベルギーの植民地だったころの影響で古くから公用語の一つでしたが、2009年には英語が公用語に追加され、教育においても小学校から英語で授業が行われています。そのため、都市部では英語が話せる若い方も増えてきているそう。

<主要産業>
経済を支える主な産業は農業や林業、鉱業などです。これらは現在に至るまでルワンダの主要産業として発展してきましたが、将来的には観光業やICT産業も大きく成長させていきたいと考えているようです。その証拠に、近年プログラミングの専門学校も開校していました。
ちなみに、ルワンダは女性が国会議員に占める割合が61.3%でなんと世界一位。女性の社会進出が進んでいる国でもあります。

<宗教>
宗教は大多数の方はキリスト教・カトリック教徒です。次いでプロテスタント。ここ数年ではイスラームの方も増えてきているとのことです。

 

首都キガリ ‐治安が良くて、キレイな街‐


 


こちらは首都キガリ。国土のほぼ中央に位置しています。人口は約120万人で、ルワンダの政治経済、商業における中心都市です。バイクタクシーやサイクルタクシーがとんでもなく多く、車も通るわりに信号はありません。みなさん阿吽の呼吸で上手く避けながら進んでいきます。

 

ここはキガリ屈指のニャブゴゴバスターミナル。国内線はもちろん国外への長距離バスも出ています。人々が集まり移動する場所なだけあって、バイクタクシーの数がとんでもないことになっています。近くにはレストランや雑貨屋、印刷屋さんなどが入った商業施設が多く立ち並びます。朝から晩まで活気が絶えません。

 

ルワンダには毎月最終土曜日に「ウムガンダ」があります。これは、国民のうち18歳以上65歳未満の健常者全員に参加義務がある奉仕活動で、地域を清掃したり、学校や家を建てたりと様々な活動を行います。道路沿いの雑草取りや道の修繕もあちこちで行われていました。

 


日本でも住んでいる町の自治会やマンションによっては毎月1回、住民で清掃活動や地域への奉仕活動をおこなう所もありますが、それを国策としておこなっているイメージでしょうか(ちょっと違うかもしれませんが……)。「ウムガンダ」の日の午前中は商業活動が制限されており、市場や商店は営業せず、車も通れず、公共交通機関すら動いていないそうです。
出張中のスタッフも沿道の除草作業に参加させていただきました。慣れない動きにあたふた。情けない……。

 

ウムガンダの効果もあり、街はとてもキレイでゴミが落ちていることはほとんどありません。治安もよく「アフリカのシンガポール」なんて呼ばれていたりもします。現地の運転手さん曰く、「ATMでたくさんお金を下ろした後、堂々と歩けるのはアフリカの中でもルワンダだけだぜ!」とのことです。

 

千の丘を持つ国


 

こちらはコーヒー産地のある農村部。緑豊かな美しい風景です。
ルワンダは”A country of thousand hills”(千の丘を持つ国)と称されるほど山が多く、標高の高い土地が広がっています。北部の山岳地帯では野生のゴリラが有名で、現地ではトレッキングツアーが組まれています。ツアーの料金は約15万円と高額ですが、絶滅危惧種にも指定されているマウンテンゴリラを間近で見ることができます。ちょっと怖い気もしますが、こちらから刺激しなければ襲われたりはしないそうです。ルワンダを訪れる機会があれば、一生の思い出作りにぜひどうぞ。

 

観光客も多く訪れる南西部の国立公園、ニュングウェの森。広大な原生林が楽しめます。ルワンダの土地は内戦の影響で多くの木が切り倒されてしまいはげ山となってしまっているところが多いため、このような森をもっと復活させたいと現地の人々は思っているそうです。ちなみにここはナイル川の源流のひとつ。アフリカNo.1の大河に繋がる貴重な水源です。

 

こちらは静岡県の茶畑の写真。ではなく、ルワンダの茶畑の写真です。コーヒーだけでなく、紅茶も重要な輸出品目のひとつ。コーヒー栽培は小規模農家が多い一方で、茶畑は大規模な農園で管理されている場合が多いです。生産エリアはコーヒーとも一部かぶりますが、あまり混在はしていないそう。

 

めざましい経済発展とコーヒー生産


 

2004年制作の映画『ホテル・ルワンダ』の舞台となったオテル・デ・ミル・コリン。この映画の影響力もあって、ルワンダと聞くと1994年に起きたジェノサイドのイメージが強いかもしれません。確かにこの内乱によって、国民の生活だけでなく国家経済も大打撃を受けました。しかし、その後の復興はめざましく、平均7%前後の実質経済成長率を維持し続けており「アフリカの奇跡」とも呼ばれています

 

この復興に重要な役割を果たしたのがコーヒー生産です。海外からの支援・投資、国による積極的な設備投資や人材投入が行われたことで生産量が増え、品質が向上し、スペシャルティコーヒーの産地として国際的に評価されるに至りました。コーヒーは現在も同国最大の輸出農産物として重要視されています。

 

 

コーヒー産地としてのルワンダ


 

ルワンダでは北東部の乾燥地帯や南西部の森林地帯などを除き、ほぼ全域でコーヒーが栽培されています。アフリカでは珍しく、全国的にブルボン系の品種を扱う農家がほとんどです。この品種の文化もルワンダコーヒーのキャラクターを形作る大きな要因のひとつかもしれません。
エリアは大きく分けて3つ。東部の一部地域でもコーヒーを生産していますが、今回は割愛いたします。下の地図に目安のエリアを囲いました。

西部(紫の地域):
西部の山岳地帯周辺に農地が広がっています。また、キブ湖(ルワンダ西部とコンゴ民主共和国にまたがる大きな湖)沿いにも多くのウォッシングステーションが建設されています。雨の多い土地で、低地から高地までたくさんの農園があります。

北部(緑の地域):
標高が高く寒暖差も十分ある土地ですが、人口も少ないため生産量はあまり多くありません。一方で、近年は品質の高いコーヒーが多く生産され始め、品評会で上位に入るコーヒーも出てきました。堀口珈琲でも数年前から扱い始めています。

南部(赤の地域):
これまで販売することの多かった「ニャミラマ」や「ガスーラ」の集落があるエリア。なかでもフイエ郡とニャマガベ郡はコーヒー栽培に最適な自然条件が得られる土地として同国内でも有名です。

 

堀口珈琲とルワンダ


 

高い品質を備えられるポテンシャルの高さと他のアフリカとはまた違った個性に魅了され、十数年前からルワンダ産のコーヒーの取扱を始めました。実際に皆様にお届けしてきたコーヒーの多くは、主に南部で活動するコアカカ協同組合(コーヒー生産者組合)とともに育て上げてきたコーヒーが中心でしたので、「コアカカ」の名前に聞き覚えがある方も多いかもしれません。

 

これまで、専任スタッフの派遣や産地訪問、「コアカカ協同組合」との共同プロジェクトの推進を通じて積極的に参入してきた成果が実を結び、徐々に良いコーヒーが多く入り始めます。なかには他の優良産地に肩を並べるレベルのクリーンさと個性を備えるコーヒーも。これには私達は何度も驚かされました。

そして、今年はこれまでの南部に加え、北部や西部からも素晴らしいコーヒーが入荷。ルワンダコーヒーの現在地と楽しみ方の幅の広さを必ずや実感していただけるコーヒーが集まりました!

※コアカカ協同組合とのプロジェクト「ニャミラマプロジェクト」については別の機会に詳しくご紹介させていただきます。

 

まとめ


 

紹介したいことはまだたくさんありますが、今回の記事はここまでにしておきましょう。
まずはルワンダのことを少しでも身近に感じていただければ幸いです。

今後もルワンダに関する様々な記事を公開していきます。毎日飲むコーヒーがどのような国で、どのような生産者が、どのような想いで作っているのか。その背景を知ることで、コーヒーをよりおいしく、より身近な存在として感じていただければ幸いです。

オンラインストアの特設ページ「RWANDAful COFFEE」では年間を通してルワンダの多様なコーヒーを紹介しています。こちらもぜひご覧ください!


>>堀口珈琲オンラインストア 特設ページ「RWANDAful COFFEE」へ