パパ日記

フィリピンとインドのナチュラルの精製コーヒー2022

https://reserva.be/coffeeseminar
コーヒーセミナー

8月のセミナー日程をアップしました。

暑い日が続きます。
熱中症にならないようご注意ください。
当方は毎週のテニスで日焼けしてきました。

今年はアジアのコーヒーについて少し研究する予定です。
アジア圏は、韓国、台湾などにスペシャルティコーヒーの関心が高まり、ここ数年は中国でもその機運が増しつつあるように感じます。
インターネットオークションの落札はこれらの国が多くみられるようになっています。

さらに、フィリピン、インド、ラオスなどで優れたコーヒーを生産しようとする機運がみられます。
これらの生産国は、アラビカ種とカネフォーラ種の両方を生産しています。

 

フィリピンとインドのインターネットオークションのサンプルを入手し、テイスティング中級編でも評価しました。
オークションジャッジのスコアは高めですが、その国のコーヒーを比較する分にはよいと思います。
但し、他の生産国と比較する場合には、高すぎるスコアといえます。

品種は共にカチモール種でメインはナチュラルの精製方法です。
共に、発酵臭はほぼなく、よい乾燥がなされて仕上がっていると感じました。
但し、トップクオリティのアラナチュラルと比べるとやや風味は物足りないですが。

主には、抽出液が冷めた時にカチモール種の重い味とやや濁り感じます。
また、酸味はありますが、クエン酸よりも酢酸が多い印象で、酸の質にやや違和感がありました。
とはいうものの、アジアのコーヒーも新しいステージに入りつつあるのでしょう。今後に期待したいですね。
テイスティング会では説明しましたが、これらのナチュラルの評価コンセンサスが形成されているわけではありませんので、
スコアをつけるのは難しいとも言えます。

 

味覚センサーの数値にはばらつきがみられ、官能評価との相関性はとりにくく、
それらは、ナチュラルの精製のバラツキもしくはナチュラルの評価のバラツキによると推測しています。

今少し分析が必要です。