'BLEND'OGRAPHY

PRIMAVERA 2025

PRIMAVERA 2025

Released:2025.2.26 – 2025.4.1
 
Categoly:SEASONALS “ PRIMAVERA ”

 

春の情景のように風味がうつろう
なめらか、華やか、長い余韻

 

CONCEPT
ブレンドコンセプト   


 

柔らかな口当たりとふくよかな触感。
柑橘の明るく軽快な果実感に、トロピカルフルーツの華やかなニュアンスも。
余韻には新緑やハーブを思わせる清涼感のある香りが広がります。

入港して間もないフレッシュな素材を組み合わせ、コーヒーで表現できる春を詰め込みました。

桜が開花し、咲き誇り、やがて萌黄色の若葉が芽吹く。
まるで春の情景のように風味がうつろう、なめらかで華やかで、余韻の長い春のブレンドです。

 

 

WORK
ブレンドができるまで   


 

春の特別ブレンド『プリマヴェーラ』は風味の明るさ、華やかさ、柔らかさなど“春らしさ”をイメージしながら素材を選び、創作を行います。

今年の「プリマヴェーラ」の素材としてまず選んだのはグァテマラ「サンタバルバラ」のコーヒー。柑橘を主体としたバランスに優れた味わいの中に、ほんのりと南国果実や桃を思わせる華やかなニュアンスが感じられる逸材です。

堀口珈琲のグァテマラといえば名産地アンティグアの「サンタカタリーナ農園」ですが、「サンタバルバラ」はアンティグアと双璧をなす名産地ウエウエテナンゴからやってきたニューフェイス。昨年大々的にご紹介しましたが、入港して間もない今期のニュークロップも素晴らしい品質で届いています。中でも、今年の「マルコス・アギラール」氏のロットは、甘く華やかな香りとふくよかな触感が際立ち、特に印象的でした。その光る個性をとらえ、今回素材として抜擢しています。

そこにホンジュラス・セルグァパ地区の「ラ・アチャソン」の明るく爽やかな果実味とティピカ品種らしいシルキーな質感を合わせ、アクセントとしてインドネシア「マンデリン“オナンガンジャン”」の豊かなボディとフレッシュハーブを思わせるニュアンスを加えています。

これらの配合比を調整することで、ふくよかさがありつつも、柑橘主体の明るくさわやかで生き生きとした酸が感じられる春らしいブレンドが完成しました。

 

MATERIALS
素材のご紹介   


 

1、グァテマラ「【サンタバルバラ】マルコス・アギラール」ハイロースト

甘く華やかな香り。口当たりは柔らかく、ふくよかな触感が感じられます。柑橘主体の明るい酸に加え、ほんのりとトロピカルフルーツのようなニュアンスも備わったジューシーな風味が特徴です。

 

2、ホンジュラス「ラ・アチャソン」ハイロースト

フローラルなアロマ。ピンクグレープフルーツのような明るく華やかな酸や、ほんのりと感じられるハーバルなフレーバーが特徴です。滑らかで瑞々しい触感も備わった爽やかな風味のコーヒーで、ブレンドの明るく生き生きとした酸やシルキーな質感の軸となっています。

 

3、インドネシア「マンデリン“オナンガンジャン”」ハイロースト

ハイローストながら豊かなボディ。パッションフルーツのような酸に、ハーバルなフレーバーが備わった個性的な風味が特徴です。シルキーな触感が感じられ、飲み下したあとも風味が持続する長い余韻が魅力のコーヒーです。ブレンドの風味にアクセントを与え、余韻のハーバル且つ爽やかな風味を創出しています。