パパ日記

ニカラグア・ナチュラル

ニカラグアのフローレンシアをカッピング。
ここ何年か連続してハニー(パルプドナチュラル)とナチュラルの精製を依頼しています。

ナチュラルはややおとなしい印象。今年は暑さが厳しく乾燥が早かったのかもしれません。
しかし、そのことが逆におとなしいナチュラルフレーバーとなり、程よさを生み出しています。
中米の欠点豆の混入のないナチュラルは、ワイニー、スパイス、かすかなフルーツなどの混在した香味です。

従来のナチュラルは、欠点豆特に未熟豆や発酵豆の混入が多く低品質ですが、これを改善したものを試作する動きが広がりつつあります。まだ実験段階ですが、当社が生産を依頼するものは、欠点を取り除いたもので、従来のナチュラルとは一線を画するものです。

*ブラジルはナチュラルの精製が多く、No2といわれるものはその典型です。しかし、欠点は多く、未熟は渋みや味や液体の濁りの元になってます。

*エチオピアのナチュラルの豆は、大部分はG-4.G-5のグレードで欠点豆の混入が多く見られます。発酵臭ががあり、本来の土壌や気候を反映した香味ではありません。
これが一般的なモカブレンドにしようされます。
当社が依頼するものは、完熟豆のみを乾燥させますのでG-1グレードなり、香味はクリーンになります。

*イエメンのナチュラルの豆のほとんども、鮮度が落ち、かつ発酵臭が強くあります。
堀口珈琲で購入しているバニマタリやイスマイリには欠点がなく、昔から輸入されている豆とは根本的に香味が違います。