7月20日からのLCFミッションは東チモールです。
コーヒーの産地の多くは山の斜面や高原などですが、この地は標高1500m前後の尾根沿いに農家が点在している特殊な産地です。
これまでいろいろな産地を訪問した方には、伝統を踏まえていますが非効率な異質な産地ですので新たな発見があると思います。
多くの生産国で農協組織ができている場合は、ステーション(ミル・小さな加工場)にチェリーを運びます。PWJ(ピースウインズジャパン)の場合、400農家を組織していますが、農家が点在しそのようなステーションを設置することが不可能です。
各農家はチェリーの果肉を手動のパルパーで除去し、それを水につけ付着しているぬめりを取り天日乾燥します。このようなやり方を指導してきました。
独立後、アメリカの資金が入り近代的なステーションができましたが、チェリーを運ぶインフラ整備がされていないため限定された地域の農家のみが対象となっています。
また、オーストラリアの会社の資本も入っているようです。
朝晩霧に覆われます。