パパ日記

クリスマス

クリスマスシーズンに初めてレストランに行きました。
厨房が見えカウンターでしたので、仕込みの後の作る段取りがわかり楽しくすごしました。
ヒラメのムニエルや牛ほほ肉の赤ワイン煮など基本定番料理ですが、少しアレンジがされていました。

 

グロフィエの2004のミュジニーのプルミエ「レ・ザムルーズ」を持ち込みあけてみました。
熟成香が素晴らしく、甘い後味でさすがとうならせます。
ソムリエは写真でしか見たことのないワインといっていましたが、もう2度と飲めないでしょうね。
このグロフィエのワインを購入するようになり15年がたちました。
2000年と2001年のグランクリュのボンヌマールも各1本ずつ残っていますが、いつ?どこで?誰に(優れたソムリエ)空けてもらい飲むか?は重要ですね。

 

コーヒーと同じようにここ10年でワインも世界中にマニアが増え、より優れた生産者のものは価格が高騰し、入手が困難になっています。数年前から輸入商社の輸入枠が減りつつあり、私の入手枠も減少してきています。その分価格も高くなっています。
いいものは、優れた生産者やテロワールがうみだすもので、ワインの力は強く、長期熟成でき、その香味がブルゴーニュファンにはたまらないわけです。毎年購入してもセラーで最低10年は寝かさなければいけないワインとなりますので、購入にはその覚悟も必要です。
このようなものはレストランにも酒屋にもなく、むしろワイン好きの個人のセラーに眠っているのかもしれません。

 

 

コーヒーも同じように、優れたものに対してはその価値を認めるロースターや輸入商社が増えてきました。
その中で堀口珈琲は2000年という早い段階からシングルオリジンを求め、生産者や輸出会社との関係の強化を通した生豆の購入をしてきました。
現在の品揃えはその過程の中で蓄積されてきたもので、簡単に購入できるものではありません。
むしろ堀口珈琲の歴史の蓄積のなせるものともいえるでしょう。
ここに 前述した普通のスペシャルティとハイエンドのスペシャルティの違いの一つがあります。