パパ日記

コスタリカ

コスタリカは日本ではなじみが薄く、消費マーケットが構築されていません。

中米の中では所得が高く、コーヒーの価格も高めになること、
代表的生産地域は7つあるのですが、香味の違いが少ないこと
などの理由によると推測します。

しかし、コスタリカは、エコを基準にした環境立国で、コーヒー生産にも環境配慮がされています。
また、軍隊のない国としても知られています。

数年前イカフェ(コスタリカコーヒー協会)の招きで、コスタリカの主要産地を訪問し、カッピングをしました。
カツーラ種の使用とセミウオッシュトの精製が基本で、量産が多いのが特徴でした。
特徴は、標高差による香味の違いが主で、標高が高ければ酸とコクがあるコーヒーができることくらいでした。

しかし、その後コスタリカのスペシャルティコーヒーは、テロワールの概念とと小農園による小規模生産にその特徴を見出すようになりました。
ミューシレージをとらないで乾燥工程に回すパルプドナチュラルに近い製法も実験され、ハニーコーヒーとして市場に出て来ました。ブルマス農園などがそのリード役を果たしました。
進化したものはブティックコーヒーと呼ばれるようにもなっています。

そのような動きの中で、カンデリージャはコスタリカを代表する農園の一つとして多様な取り組みをしています。当社は、伝統的なフルウオッシュトの精製によるコーヒーを作ってもらいました。

 

堀口珈琲の扱うコスタリカは下記の5種となります。すばらしいラインナップだと思います。
1.ラ・ピラ農園
2.カンデリージャ農園の特別仕様のティピカ種
3.カンデリージャ農園特別仕様のフルウオッシュト
4.小規模生産者のクレストネス・エルアルト
5.同じくクレストネス・カメリアス

現在1と3を販売中ですのでお試しください。ともにコスタリカ最高峰のコーヒーといえます。
これら当社の扱うコーヒーが一般のコスタリカスペシャルティコーヒーと違うのは、香味の複雑性にあると思います。甘いアフターやベリーやチェリーの酸、輪郭の明確なコクなどのバランスがもたらします。

過去5~6年の歴史の中でコスタリカのコーヒーがどれほど大きく変化してきたのかは、過去の活動日記を読んでもらうとわかるのですが、現在見れない状態です。