パパ日記

グランレゼルバ

伊勢丹新宿店で明日から 地下1回特選売り場にて堀口珈琲のブレンドなどを販売します。
私は午後14時から18時までは売り場にいます。

 

今朝のコーヒー 1/20(昨日)
グァテマラ サンタカタリーナ グランレゼルバ
サンタカタリーナ農園はGPSで区画管理されています。
ブルボンを中心に多くの豆を購入し、ペドロとの信頼関係も構築されています。
そこで、ブルゴーニュのワインの概念を導入し、数年前から標高の高い区画のみで収穫された豆のみで精製してもらっています。これがグランレゼルバです。

 
ブルゴーニュのワインは、コートドニュイとコートドボーヌの地域に区分され、さらに村で区分されます。
村は26あり、いくつかの畑で区分されます。その畑はグランクリュ(特級)、プルミエクリュ(一級)、村名(コミュナル)で、グランクリュは全体の1.5%程度、プルミエは10%程度です。
この等級分けで、明確な価格差も生じるのがブルゴーニュワインです。
スペシャルティコーヒーは、このプルミエクリュ以上のようなものともいえるでしょうか?

 

 

10年前、コーヒー業界には上記のような考え方は皆無に近かったので、いつかこのような特別の区画でコーヒーを作ってみたいと考えてはいました。それを実現させたのがこの豆となります。
サンタカタリーナ農園の収穫量の10%以下ですので、グランレゼルバという名前をつけました。

 

 

アンティグアは、グァテマラの中でしっかりした酸とコクのコーヒーを生み出す地域ですので、かつては、スターバックスがこの地のコーヒーを多く購入しました。(昔はです、為念)
グァテマラで価格アベレージの最も高い産地ともいえます。
そのアンティグアの中でも、ひときわ高品質な豆を生み出しているのがサンタカタリーナです。
「アンティグアの品質の良さは何か?」がわかればコーヒーマンの中のプロ中のプロでしょう。
テースティング会ではお話ししていますよね。

 

このコーヒーは甘い柑橘の酸、しっかりしたコクとのバランスがよく、中米のブルボン種のお手本となります。

 

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陶祥窯(有田)の初期のもので、20年くらい前の古典的な文様を現代的にアレンジしたもの。
私の為に作ったものですので柄違い6客を大事にとってあります。
ザクロは伊藤さんの基本の柄。1/6掲載のカップは同じ釜の最近のものです。