パパ日記

伊勢丹 3日目

サロンドチョコラは、恐ろしいほどの混みようです。
人が多く、満員電車のような状態が1日中続いています。
新宿伊勢丹のビックイベントです。
これに対抗できそうなのは京王百貨店の全国駅弁大会くらいでしょうか。

 

新宿ではいろいろな方にお会いしています。
昔の取引先のかた、普段会う機会が少ない方、知人まで幅広く、いい機会かもしれません。
堀口珈琲を知らない方が大部分ですが、試飲ではみなさん美味しいといっていただいています。
よく売れていると思います。
とわいうものの簡単にお買い求めいただけるわけではないので、ブレンドの説明をしながら地道に販売しています。

 

 

私が1990年に開店した時の、日本のコーヒーのロースト度合いの99%はミディアムローストでした。
当時私は、シティとフレンチローストを販売しましたので日本でとても特殊でした。
食の洋食化、コーヒーの香味の理解などを経て、消費者の嗜好は変化してきたと思います。
この変化は予想以上のスピードといえるでしょう。

 

 

伊勢丹では、シティローストのブレンド3を基準にブレンド7も試飲いしていますが、3は全く問題がなく、7にも抵抗感がない方が増えていると感じます。これはある意味当然でその理由は堀口コーヒーが?
1.クリーンな香味(高品質)
2.ローストが深くとも、焦げがなく、酸がかすかにあり甘みを感じる(高いレベルのロースト)
だと思います。
また、コーヒーの嗜好性は、よりしっかりした香味やより複雑な香味に向かいますので、消費者の方々の味覚が発達してきているのだと思います。

 

 

このことはコーヒーの生豆の品質という観点からも説明することができます。
多くの優れた香味を生み出すには、標高が高い産地で、昼夜の気温差による生じる酸やコクが重要となります。それらの生豆はどのようなローストをしても、様々な香味を生み出します。
2000年代の10年間で、高品質の生豆が増え、ローストできる幅が広がり、今では多様なローストのコーヒーを飲むことができるようになりました。
このようなコーヒーに接する機会も徐々に増え、消費者の方々のコーヒーに対する味覚は進化してきているのだと思います。

 
今朝のコーヒー1/24 ブレンドNo1
堀口珈琲では最も浅いローストですが、一般的なミディアムよりはやや深めです。
シティロースト前後を基準にそれより深いローストを推奨していますので浅いブレンドの最後の砦です。
さわやか、かろやか、柑橘のやさしい酸など飲みやすいさらりとのめるコーヒーです。

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いまわなき幻のnakayama製。1/14のカップと同じメーカーです。
宮内庁にもおさめられたとも言われる優れた食器メーカーで、このカップはキューピーの会社が作ったものと思われます。社員の祝い事の時に会社が社員に渡したんではないか?とキューピーの社員の方に聞いたことがあります。30~50年くらい前の古いものと推測しますが、何年製かは不明です。
以前 D&DEPARTMENTで2~3客でしたが 5000円くらいで売られているのを見たことがあります。
コレクションとして18客くらい確保しましたが、今は6客くらいしか残っていません。
形状の異なるカップもありました。