パパ日記

コーヒーガイド・ハワイコナ

コーヒーの生産国に対しては、それぞれ個人的な思いがあります。

ハワイコナは、ティピカ種の産地でコーヒーのベーシックな香味が潜在しているという思いです。他の多くの産地にもティピカ種は残っています。

ハワイ、ジャマイカ、パプアニューギニア、東チモール、ドミニカなどが主要産地ですが、その他コロンビア、グァテマラ、ボリビアなど多くの国でごく少量生産されています。

このティピカの本質的な香味がこのハワイコナには隠されているというのがカップテースターとしての個人的見解です。

クリーンでシルキー、木の香り、青い草の香り、しっかりとしたライムの酸などが混在し、このコーヒー抜きにティピカは語れません。

10年以上前に「コーヒーと文化」に各生産国のティピカの香味の違いを書いた記憶があります。当時としては斬新すぎたかもしれません。

「ジェニーK」は、グリーンウエルさんが、自社農園販売用に栽培した豆ですが、無理を言って分けてもらったものです。
その繊細な香味は優れたシャンパンのようです。

少々価格は高めですが、米国産で、土地代、人件費が高いのでやむをえないところです。

 

堀口珈琲の扱うティピカは以下の通りです。
1.ハワイコナ(販売中)
2.東チモール(11月ごろまでには新豆を販売予定)
3.コスタリカ・カンデリージャ農園(現在販売保留中)
4.パプアニューギニア(10~11月ころ新豆販売予定)
5.コロンビア・オズワルド(現在はブルボンを販売中)
6.コロンビア・タママウンテン(販売保留中).

上記のティピカより古い木の遺伝特性があると推測される在来種
7.スマトラ・マンデリン(販売中)
8.エチオピア・イルガチェフェ(販売中)
9.イエメン・イスマイリ(販売中)