成城在住の方を中心に「コーヒーを楽しむ会」を13:00から。
わきあいあいあいで みなさん仲良くなったようです。
コーヒーで仲間を増やしましょう。
だんだん友達の輪のような広がりが出てきました。
SCAAのカッピングフォームはウオッシュト用ですが、ここ数年優れたナチュラルができ始め、今後ナチュラルのカッピングフォームが開発、運用されていくようです。
優れたナチュラルとは、まずは欠点の香味がないことでしょう。
これまでは未熟豆、醗酵豆の混入など十分な選別の出来ていないもの、乾燥工程で何らかのダメージを受けたものが多く見られました。
ブラジルにおいては果肉を除去する際に未熟豆を選別するパルプドナチュラルを模索し、エチオピアにおいては完熟したチェリーのみで乾燥するG-1グレードへ向かいました。
このナチュラルの精製に数年前から興味を示したのがパナマの農園主たちです。
ベルリナ、ハートマン、カルメン、コトワなど多くの農園がこのナチュラルにチャレンジしました。
ベルリナやハートマンがナチュラルを作り始め5年以上になるでしょうか?
中米はウオッシュトが当たり前でしたので、当時としては賛否両論ありました。
出来もばらつき、乾燥工程で何らかのダメージを受けたと推測される過剰なナチュラル臭(泥臭さ、過剰な醗酵、オイル、セルロイド臭など)も見うけられました。
中米は、ブラジルやエチオピアのように乾燥した空気ではなく、湿気があるため乾燥が難しかったと推測します。したがって、私などは邪道と思っていました。
しかし、多くの農園主の努力、試行錯誤により、ここ2~3年その完成度が高くなりました。
乾燥工程で、直射日光に長くあてない、短い日数で乾燥させないなど様々な工夫がなされたと推測します。
現在パナマのナチュラルの完成度は高まり、欠点の香味のないスペシャルティーコーヒーとしてきちんと評価すべき段階に来ていると思います。
すみません。現在パナマは販売していませんので、ブラジル、エチオピア、イエメンのナチュラルのコーヒーをどうぞ。
*ナチュラル
チェリー(コーヒーの実)をそのまま天日で乾燥し、その後脱穀し種を取り出す加工方法です。
一般的には選別の工程がなく、未熟豆などの混入が目立地ます。