パパ日記

マリアさん

ベルリナ農園は、パナマで優れたティピカを生み出す農園です。
マリアさんは農園主でもありカーサルイス社で精製工程などを厳しく管理している専門家です。品質基準についてはかなり厳しい人です。

そんな中で特別に作ってもらっているのがGRです。通常のティピカ種は他社が生豆を輸入しビーンズショップなどに販売していますが、このGRは当社向けの特別なものです。

同じ農園内の同じ品種でもその木や実の生育状態、香味は遺伝特性により異なり、また農園内の土壌、斜面、気象条件によりその出来は異なります。
このようなテロワールの概念は、10年前にはまったくといっていいほど論じられてきませんでした。最近は農園の違いまではその差異を確認する作業をするようにはなりました。

しかし、さらに進んで当社は、その農園の中の一番いい区画、一番いい木などに関して関心をもち、特別な区画のコーヒーつくりとなると簡単ではありません。
長い年数その香味を追いかけ比べる作業が必要になり、パートナー農園との信頼関係の中での取り組みとなります。

価格が高くなるから今年はやめるなどは許されない事業となります。
この豆はリーファーコンテナで、生豆を真空で輸入します。