徳光さんアスパラ届きました。
ブルゴーニュが暴騰しています。
コーヒーの相場が暴騰した時のようです。
原因は生産量の減少、ユーロに対し円安等があげられます。
毎年 ブルゴーニュの生産者であるグロフィエのワインを購入していますが、一般の2012のルージュが標準小売価格6.300円、プルミエクリュのamoureusesが37.000でグランクリュのボンヌマールは39.000円とクレージーです。3~4年前の2倍です。
ここまで来ると当方の酒代では買えないですね。
それでも本数が少ないので国内で酒屋、レストランで奪い合いとなり、購入実績などで割り振りがされるでしょう。希望する量は入手不可能となります。
他のワイン1ダースで1本などばかげた取引が生まれるかもしれません。
ワインではいいものは価格が高いのは当たり前ですが、最近はその事例が極端になりつつあります。
コーヒーもマーケットが成熟して来れば、優れた生産者のものをほしがるインポーターやロースターが増えれば供給より需要が多くなりますので価格が高くなります。
先日のベストオブパナマで、堀口珈琲のパートナーでもあるリカルドさんは年間最優秀生産者として表彰されました。もともと価格は高めでしたが、このような経緯を経てさらに価格は高くなっていくのかもしれません。
しかし、いい商品にはそれなりの価格がつくというのはマーケットが健全な方向に向かっていることを意味します。コロンビアのナリーニョなら何でも同じというわけではありません。
そこに品質と香味の差があるがゆえに価格は異なります。
コーヒーはこの部分がこれまで曖昧であったといえるでしょう。
このことは、スペシャルティコーヒーといっても普通のスペシャルティといいスペシャルティは明確に違うということも意味します。この2極化は、生豆の購入に深くかかわらないとわからない世界です。
テースティング会ではそのあたりの香味の違いを理解していただきます。